【2019年革命】女性たちは、どのように社会に関わったのか

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【2019年革命】女性たちは、どのように社会に関わったのか

2018年12月、スーダン各地で市民による抗議運動が始まりました。
きっかけの一つとなったのは、パンの値上げをはじめとする物価高や生活苦でした。やがて人々の声は、30年近く続いたオマル・アル=バシール政権そのものに向けられるようになります。

学生、医師、教師、弁護士、公務員、自営業者――。さまざまな立場の人々が街頭に立ち、変化を求めました。そして2019年4月、バシール大統領は失脚します。

スーダンの人々が「革命」と呼ぶ、2018年から2019年にかけての大きな社会の動きです。
その中には、多くの女性たちの姿もありました。女性たちは、一人の市民として、それぞれの立場から社会に関わっていました。今回は、2019年の革命を、女性たちという視点から紹介します。

革命の中にいた女性たち

革命の中にいた女性たち

革命には、学生、会社員、医療従事者、教師など、さまざまな立場の女性たちが参加しました。職業を持つ女性だけでなく、家庭を担う女性たちもいました。 

デモの先頭に立った人。負傷者の手当てをした人。食事や飲み物を届けた人。歌や言葉で人々を励ました人。それまでそれぞれの日常を生きていた女性たちが、それぞれの形で社会の変化に関わりました。

女性たちも、革命の重要な担い手でした。

世界に伝えられた一枚の写真

革命の中で、世界中のメディアが一人の女子学生に注目しました。当時大学生だったアラー・サラー(Alaa Salah)です。

白い民族衣装「トーブ」と大きな金色のイヤリングを身につけ、聴衆に向かって抗議の言葉を呼びかける姿を捉えた写真や動画は、SNSや報道を通じて世界中へ瞬く間に広がりました。その姿は、古代ヌビア王国の女王「カンダーカ」を思い起こさせるものとして語られることもありました。

世界に広く伝えられた一枚の写真と動画は、スーダン革命に参加した女性たちの存在を、多くの人が知るきっかけとなりました。

革命当時の様子(BBC News)

リンク:アラー・サラー本人によるTED講演(アラビア語、英語字幕可)
https://www.ted.com/talks/alaa_salah_the_courage_to_stand_for_freedom_and_democracy_in_sudan?utm_campaign=tedspread&utm_medium=referral&utm_source=tedcomshare

 

革命後に生まれた変化

革命後に発足した暫定政府では、アスマ・モハメド・アブダラが、スーダン初の女性外務大臣に就任しました。また、女性が閣僚や司法長官などの要職に就くなど、政治の場でも新たな動きが見られました。

こうした変化は、革命後のスーダン社会が新たな歩みを模索していた時期を象徴する出来事の一つでした。

関連リンク ※外部サイト(英語)へ移動します。
・アスマ・モハメド・アブダラ外務大臣へのインタビュー(Al Jazeera English)
https://aje.io/wmhn6

・人物紹介(Asharq Al-Awsat)
https://english.aawsat.com/home/article/1894381/abdalla-career-diplomat-turned-sudans-first-female-foreign-minister

社会に関わるということ

社会に関わるということ

女性たちは、社会の大きな転換点にも、それぞれの立場から関わってきました。

2019年の革命は、スーダン社会のさまざまな場所で生きる女性たちの存在を、世界があらためて知るきっかけにもなりました。