【砂の脅威を体感!】トラブルだらけの長距離移動
首都から村落部へ向かう道のりでは、様々なできごと(主にトラブル)が起こります。今回泣かされたのは「車にまつわるトラブル」でした。
スーダンのレンタカーは基本運転手付き!
スーダンの「レンタカー」は、基本運転手さんがセットです。そのため、運転手さんの運転スキルやコミュニケーション能力も加味してレンタルします。何度も長距離移動をしていると、相性の良い運転手さんがわかってくるため、大体同じ方にお願いするようになります。
しかし今回は、砂地での運転に慣れている「いつもの運転手さん」の車が整備中でお願いできず……。不安を抱えながら、初めての方にお願いすることになりました。
タイヤにやさしくない国スーダン
出発当日、レンタカーの運転手さんから「車のタイヤがパンクした」との連絡が入りました。
スーダンは、夏には50℃を超えることもあるくらいに暑い国。アスファルトや砂地も尋常ではない熱さになります。そうした熱さによるバーストや、道に落ちているさまざまなものを踏んでしまったことによるパンクは、日本に比べてとても多いのです。
なんだかんだで修理に時間がかかり、予定より1時間半ほど遅れての出発となりました。
砂にはまって抜け出せない…!
何とか出発できましたが、本格的なオフロードに入って直面したのは砂地でのスタックでした。
砂漠では、轍を辿りながら走ります。路面はもちろんでこぼこで、車体は上下に揺れながら進みます。そんな中、轍が深くなっている場所で車体がはねて轍の間の砂山に乗り上げ、タイヤが地面につかなくなって空回りし、車が動かなくなってしまうことがあるのです。雨季に泥地でスタックするのも大変ですが、砂地でのスタックも大変です……。
アクセルを踏んでも砂を巻き上げるだけで車はまったく前に進まなくなりました。こうなってしまうと、タイヤがきちんと地面につくまで、車体の下の砂をかき出すしかありません。
全員砂まみれになりながら30分ほど格闘し、なんとか抜け出すことができました。思わず歓声が上がったできごとです。
どんどん沈んでいく太陽を横目に見ながら、砂漠の国に潜む脅威を身をもって体験しました。
とうとう修理屋さんにお願いする事態に…
安心したのもつかの間、次に発生したのがラジエーター(車のエンジンが高温になるのを防ぐため、冷却水が入っているパーツ)の不調です。常に熱を発するエンジンには、必ず熱を奪って冷やす仕組みが備わっています。今回はその冷やす機能が壊れたことで、エンジンがオーバーヒートしてしまいました。
あわや炎天下で立往生か……!と焦りましたが、ドライバーさんがいろいろ試行錯誤の上なんとかしてくれ(なにがどううまくいったのかは不明でした…)、大事に至らずにすみました。
何とかなって安心した矢先、自分たちではどうしようもなくなったできごとが、エンジン冷却のためのファンの故障でした。ハネが1枚折れて、まったく動かなくなってしまったのです。ファンが動かないとラジエーターの冷却水を冷やすことができず、やはりオーバーヒートしてしまいます。
幸いにも村を通りかかった際の故障だったので、一旦故障した車は置かせてもらい、村の人にトラックを借りて目的地に到着することができました。
備えあれば……少しはましに?
こうしたトラブルに備え、砂漠を長距離移動する際には必ず下記のようなものを持っていくようにしています。
- 十分な水
- 糖分が摂れる非常食
- スコップ 2本
- モバイルバッテリー
- 虫除け
- 冬なら毛布
今回特に活躍したものは、こちらでした!
- スコップ 2本
- 十分な水
砂地で活躍するおすすめアイテムなどご存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えていただけましたら嬉しいです!
