【40℃超えの暑さとどう暮らす?】 スーダンの暑さ対策

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【40℃超えの暑さとどう暮らす?】 スーダンの暑さ対策

「暑いならエアコンをつける。」日本では、それが当たり前になっています。
では、夏になると40℃を超える日が続き、地域によっては50℃近くまで気温が上がることもあるスーダンでは、人々はどのように暑さと向き合っているでしょうか。

スーダンでも、都市部を中心にエアコンが利用されています。一方で、電力が安定して供給されていない地域もあり、すべての場所で同じような設備を使えるわけではありません。人々は、電気の有無、住宅の種類、経済状況など、それぞれの暮らしの条件に合わせながら、暑さを和らげる方法を選んでいます。

身近な暑さ対策、シーリングファン
天井に取り付けるシーリングファン

身近な暑さ対策、シーリングファン

スーダンの家庭や学校、公共施設などでよく見られる暑さ対策の一つが、シーリングファンです。天井に設置したファンで空気を循環させることで、暑い環境の中で過ごしやすくします。

シーリングファンは室温そのものを下げるものではありません。しかし、空気を動かすことで汗の蒸発を促し、暑さを和らげる役割があります。エアコンと比べて導入費用や電気使用量を抑えられるため、多くの家庭や施設で使われています。

水の力を利用した「水クーラー」
シーリングファンとクーラーが併設されることも多い

水の力を利用した「水クーラー」

シーリングファンに加えて、「水クーラー(蒸発式クーラー)」も広く使われています。水を含ませた冷却部分に空気を通し、水が蒸発するときに熱を奪う「気化熱」の仕組みを利用して、室内に涼しい空気を送ります。

乾燥した気候では効果を発揮しやすく、エアコンよりも本体価格や電気代を抑えられる場合があります。一方で、湿度が高い環境では効果が下がるため、日本の夏のような高温多湿の気候には必ずしも適していません。

暑さへの対応方法は、その土地の気候条件や生活環境によって選ばれています。

住まいも環境に合わせて変化する
壁に埋め込まれた水クーラー(蒸発式クーラー)

住まいも環境に合わせて変化する

暑さとの向き合い方は、使う設備だけではありません。
スーダンの住まいは、地域や暮らし方によってさまざまです。

東部スーダンなどでよく見られるグッティーヤは、土や木、藁など地域で得られる素材を使った円形の住居です。地域の環境に合わせてつくられてきた住まいの一つです。一方、都市部では、地域や建物によって異なりますが、レンガやセメント系の材料を使った住宅も多く見られます。

住まいの形は違っても、人々はそれぞれの環境の中で、暑さや雨季などの気候と付き合いながら暮らしています。

暑さへの向き合い方は一つではない
Photo: Junji Naito
グッティーヤ(東部スーダンなどでよく見られる住居)が並ぶ村

暑さへの向き合い方は一つではない

暑さそのものをなくすことはできません。だからこそスーダンの暮らしには、電気の有無や住まいの形、利用できる設備など置かれた条件に応じた暑さとの付き合い方があります。 

エアコン、シーリングファン、水クーラー、そして多様な住まいの形。スーダンの暮らしから見えてくるのは、暑さへの対応には一つの正解があるのではなく、それぞれの環境に合わせたさまざまな方法があるということです。