【飲んだ旅行者はみんなとりこに!】砂漠の国スーダンの絶品グレープフルーツジュース

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【飲んだ旅行者はみんなとりこに!】砂漠の国スーダンの絶品グレープフルーツジュース

砂漠の国でフレッシュジュースって、あまりイメージが湧かないですよね。最初に驚いたのは、グレープフルーツジュースでした。目の前で丸ごと潰して入れてくれる果汁100%の一杯は本当に絶品!実はスーダン、"フレッシュジュース天国"だったんです。

砂漠の暑さにしみるグレープフルーツジュース
灼熱の国スーダン Photo:Junji Naito

砂漠の暑さにしみるグレープフルーツジュース

ハルツームの気温は、夏になると40℃を軽々と超えます。日差しは刺すように強く、舗装された道路からは陽炎が立ち上ります。

灼熱の街を歩いていると、ふと漂ってくる柑橘の香り——その発生源は、路地のかたわらにひっそりと構えるジュース屋さんでした。

グレープフルーツを半分に割り、小型の搾り機に押しあてる。あっという間にコップに満たされた、黄金色の一杯。

これまで飲んだ中で一番おいしいグレープフルーツジュース!」—— 旅の初日にして、スーダンが好きになった瞬間でした。

スーダンのグレープフルーツジュースがおいしい理由
たっぷり日を浴びたみずみずしいフルーツ! photo:Junji Naito

スーダンのグレープフルーツジュースがおいしい理由

そもそも、なぜスーダンのジュースはこんなに美味しいのでしょうか?理由はいくつかあります。

  • 圧倒的な日照量:スーダンは年間を通じて晴天の日が多く、果物が十分に太陽を浴びて育ちます。そのため、甘みの強い果物が育ちやすいとも言われています。
  • 絞りたて・添加物なし:市販の缶ジュースと違い、目の前で果物を絞ってジュースを作ることも珍しくありません。保存料も着色料を使わず、素材そのものの味だから(お砂糖を大量に入れて飲むことも多いですが……笑)、シンプルに美味しい。
  • 手ごろな価格:フレッシュジュースは比較的手頃な価格で楽しめるため、人々にとって身近な飲み物として親しまれています。
  • 豊かな農地:スーダン各地では、柑橘類をはじめ、マンゴーやグアバなど様々な果物が育てられており、新鮮な素材が市場に安定供給されています。

 

ジュース屋文化——街に溶け込む「立ち飲みスタンド」
ミキサーがならぶジューススタンド

ジュース屋文化——街に溶け込む「立ち飲みスタンド」

スーダンでは、ジューススタンドは人々の日常に溶け込んだ存在です。

街角の小さな店先には果物が山積みされ、大きな容器に入ったジュースやミキサーが並んでいます。お客さんはカウンター越しに注文し、その場で飲んでいく人もいれば、友人と腰をかけてお喋りを楽しむ人もいます。

ジューススタンドには、グレープフルーツ以外にも魅力的なメニューが揃っています。

  • グレープフルーツジュース(グレーブ):甘みと酸味のバランスが絶妙で、一口飲めば即とりこ。
  • マンゴージュース(マンガー/マンガー・ビ・ラバン):スーダン産マンゴーはとろけるような甘さで、これを飲むためだけに再訪したくなるほど。マンゴーだけのものとミルク入りのものがあります。
  • バナナジュース(モウズ・ビ・ラバン):牛乳とブレンドされたまったりとした一杯。食事代わりになるほどのボリュームで、地元の人にも人気。
  • レモンミントジュース(レイムーン・ビ・ナアナーア):庶民的な食堂から高級レストランまでどこにでもある定番。暑い日の最強相棒。ミントのスーッとした清涼感とレモンの酸味が絶妙にマッチ。
  • ハイビスカスティー(カルカデ):鮮やかな赤色が目を引き、甘酸っぱくほんのり渋い。ホットでもアイスでも美味しい。
  • バオバブ(タバルディー/ゴンゴレース):バオバブの実から作る白っぽいジュース。癖になる味!
なぜジュース文化が発達したのか——気候と宗教の関係
あちこちで見かける柑橘類

なぜジュース文化が発達したのか——気候と宗教の関係

スーダンは国民の大多数がムスリムであり、アルコールは長年法律で禁止されていました。乾杯の文化がない代わりに、発達したのが「ジュース文化」と「お茶文化」でした。

特にジュース文化は、

  • スーダンの厳しい暑さ
  • 水分補給の必要性
  • 果物が豊富に採れること
  • ラマダンの後のエネルギー補給

なども背景に広がったと言われています。

人とのつながりを生む一杯

ジュースを買うと、お店のお兄さんは必ずと言っていいほど話しかけてくれます。

「どこから来たの?」
「スーダンはどう?」

隣にいた地元のおじさんが、いつの間にか支払いを済ませてくれていることも。

言葉は通じなくても、その温かさは確かに伝わります。スーダンの人々の「見知らぬ旅人をもてなす」精神(これを「ジャラバ文化」と呼ぶ人もいます)は、こういった小さな場所でこそ感じることができます。