ニュース2016.12.06
【診療所】お名前プレート完成のお知らせ
いつもロシナンテスの活動をご理解・ご支援くださりありがとうございます。
活動報告会を終えほっとしたのもつかの間、スタッフ一同気持ちを新たに新たな年へ向けて取り組んでいます。
さて、「土とレンガの診療所プロジェクト」のリターンの一つである、プロジェクトにご支援いただいた方々のお名前を刻んだプレートが、ついに完成しました。
報告会の会場にも展示しておりましたので、現物をご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
このプレートは厳しい気候のスーダンの地でもいつまでも輝きを失うことがないよう、ステンレスで製作いたしました。
室内の掲示であれば「ほとんど永久にもつ」と言われています。
お名前のデザインはあえて日本語とアラビア語のみとし、日本とスーダンが直接つながっているということを表現しました。
物理的な距離で考えると日本とスーダンは1万㎞以上離れており、日常生活の中でお互いのことを考えることは多くはないかと思います。
しかし、この診療所には日本とスーダンのかけがえのない縁があります。
たとえば、
診療所の設計は地元の方にお願いしました。
風の向きを考えて、この地域の風土にあった設計が行われました。
診療所は、スーダンの土を使ったレンガでできています。
このレンガは日本の皆さまからのご支援を受け、地元住民の手で作られました。
スーダンと日本。距離をこえてつながってゆく。
遠い遠い2つの国の人々の想いが積み重なることで、地域住民が切望した診療所は完成します。
ここから、スーダンの人々によるスーダンの人々のための診療が始まります。
そして、診療所でこのプレートを目にするたびに、地元住民の方々は日本へと想いを馳せてくれるでしょう。
なおプレートは航空便等ではなく、川原の手で責任を持って現地まで運び届けます。
改めて、本プロジェクトならびにロシナンテスにあたたかいご支援を賜りまして誠にありがとうございました。
今後は、現在運営を開始しているアルセレリア村診療所に続く、アルハムダ村診療所、ワッド・シュウェイン村診療所の建設・運営を進めて参ります。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
※今回の記事に使用している画像はサンプルであり、実際のものとは異なります。ご了承ください。