2019年6月3日、スーダン治安部隊が、首都ハルツームの軍本部前で座り込みを続けてきたデモ隊を強制排除し、死傷者が出る事態が発生しました。

 

ロシナンテススタッフの安全は確保されており、居住地周辺も落ち着いていますが、引き続き最大限安全に配慮してまいります。

 

 

4月11日のバシール前政権崩壊後、暫定政権を経て民主的な選挙を行う予定であることが発表されていました。しかし暫定政権及びその後の方向性について、軍が主導してつくった暫定軍事評議会と早期の民主化を求める市民側との交渉が長引いており、いまだ落ち着いていない状況でした。今回の強制排除は、文民政権への移行を求めて座り込みを続けていたデモ隊を解散させようとして行われたものとみられています。

 

現時点では不透明な部分が多く、すべての判断を保留しています。状況を見極めつつ、今後の動きについて慎重に検討していきたいと思います。

今回の件に関して、理事長川原がブログを更新しました。ブログ「均衡が破られた月曜日」はこちら。