重 要2017.12.06
【定款変更】他国展開と東京事務所開設
いつもロシナンテスの活動へご理解・ご支援を賜り、誠にありがとうございます。
2017年11月19日に開催されました臨時総会におきまして、定款変更の議案が可決されました。
変更内容は以下の2点です。
1. スーダン以外の国で活動ができるようになること
2. 北九州の他に東京に事務所を設置すること
これらについてご説明いたします。
1. スーダン以外の国で活動ができるようになること
2006年に発足したロシナンテスの活動は、スーダンに外務省医務官として赴任した川原尚行が、外務省を辞して始めた無医村地域での巡回診療から始まりました。
以来11年、診療所の建設、安全な水の提供、地域に根付いた医療従事者の育成、栄養改善プロジェクトの推進など、地元の政府機関や国際機関、そして村人たちと連携して活動の幅を広げてきました。
スーダンでの活動は当団体の原点であり、これからもスーダンの人々に「医」を届ける活動をしていくことに変わりはありません。
しかし、世界を見てみれば、貧困や紛争に苦しんでいる地域が他にもたくさんあります。誰からも顧みられず、満足な生活を送ることのできない人々がたくさんいます。
ロシナンテスが12期目を迎え、団体としての今後の発展を考えたとき、スーダンだけに活動を絞らなくてもいいのではないかという結論に至りました。
こうした考えのもとでの、今回の定款変更です。
現在、どの国で新たな事業を始めるかはまだ決まっていませんが、まずは情報収集を進めながら、具体的な計画を練っていきたいと考えています。
2. 東京に事務所を設置すること
ロシナンテスは団体設立以来11年間、福岡県北九州市に本部を置いて活動を続けています。
日本国内の国際協力団体はほとんどが東京に本部を置いている中、私たちは地方発の団体としてなにができるのかを常に模索し続けてきました。もちろん、これからもそれは変わりません。地方で生まれた団体であることは私たちの強みであると思っていますし、それを活かせる方法はきっとあると考えています。
しかし、海外での活動を日本から支えるためには、東京へ出なければならない機会が多くあります。外務省や各国大使館等の関係機関は東京にあるためです。
また、活動をご報告するイベントを開催する際にも、多くの方々にお会いするには首都圏で開催することが必要です。
これまでは、このような場合にその都度北九州から出張して対応してきましたが、常駐のスタッフがいない体制ではできることに限界がありました。この課題を解決するため、ロシナンテスでは以前から東京での事務所開設を検討していました。
こうした背景のもとでの今回の定款変更になります。
今後は「北九州本部」と「東京事務所」という、国内二拠点の体制で活動を続けて参ります。
今回、2つの大きな決定をいたしましたが、「苦しんでいる人を見捨てない」・「日本の関係者の方々とのつながりを大切にする」というロシナンテスの大原則は変わりません。
変わらぬご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
認定NPO法人ロシナンテス
理事長 川原 尚行
2017年11月19日に開催されました臨時総会におきまして、定款変更の議案が可決されました。
変更内容は以下の2点です。
1. スーダン以外の国で活動ができるようになること
2. 北九州の他に東京に事務所を設置すること
これらについてご説明いたします。
1. スーダン以外の国で活動ができるようになること
2006年に発足したロシナンテスの活動は、スーダンに外務省医務官として赴任した川原尚行が、外務省を辞して始めた無医村地域での巡回診療から始まりました。
以来11年、診療所の建設、安全な水の提供、地域に根付いた医療従事者の育成、栄養改善プロジェクトの推進など、地元の政府機関や国際機関、そして村人たちと連携して活動の幅を広げてきました。
スーダンでの活動は当団体の原点であり、これからもスーダンの人々に「医」を届ける活動をしていくことに変わりはありません。
しかし、世界を見てみれば、貧困や紛争に苦しんでいる地域が他にもたくさんあります。誰からも顧みられず、満足な生活を送ることのできない人々がたくさんいます。
ロシナンテスが12期目を迎え、団体としての今後の発展を考えたとき、スーダンだけに活動を絞らなくてもいいのではないかという結論に至りました。
こうした考えのもとでの、今回の定款変更です。
現在、どの国で新たな事業を始めるかはまだ決まっていませんが、まずは情報収集を進めながら、具体的な計画を練っていきたいと考えています。
2. 東京に事務所を設置すること
ロシナンテスは団体設立以来11年間、福岡県北九州市に本部を置いて活動を続けています。
日本国内の国際協力団体はほとんどが東京に本部を置いている中、私たちは地方発の団体としてなにができるのかを常に模索し続けてきました。もちろん、これからもそれは変わりません。地方で生まれた団体であることは私たちの強みであると思っていますし、それを活かせる方法はきっとあると考えています。
しかし、海外での活動を日本から支えるためには、東京へ出なければならない機会が多くあります。外務省や各国大使館等の関係機関は東京にあるためです。
また、活動をご報告するイベントを開催する際にも、多くの方々にお会いするには首都圏で開催することが必要です。
これまでは、このような場合にその都度北九州から出張して対応してきましたが、常駐のスタッフがいない体制ではできることに限界がありました。この課題を解決するため、ロシナンテスでは以前から東京での事務所開設を検討していました。
こうした背景のもとでの今回の定款変更になります。
今後は「北九州本部」と「東京事務所」という、国内二拠点の体制で活動を続けて参ります。
今回、2つの大きな決定をいたしましたが、「苦しんでいる人を見捨てない」・「日本の関係者の方々とのつながりを大切にする」というロシナンテスの大原則は変わりません。
変わらぬご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
認定NPO法人ロシナンテス
理事長 川原 尚行