風に立つライオン基金
いつも、ロシナンテスを応援してくださり、ありがとうございます。
さて、今回は「風に立つライオン基金」に関して、お話ししようと思います。
私たち家族が、タンザニアで生活をしている時でした。
車の中で、偶然にも家内が聞いていた曲が、さだまさしさんの「風に立つライオン」でした。
家族みんなアフリカの情景を知っていただけに、「よく、アフリカのことが描かれている歌だね!」と話をしていました。
それから数年後のことです。
ロシナンテスが立ち上がり、スーダンで医療活動を行っている際に、再び「風に立つライオン」を耳にして、私は涙したことがありました。
その時は、家族は日本に、私はスーダンにいる状況でした。
内藤順司(写真家)さんが、スーダンを訪問し、我々の活動及び当地の文化を素晴らしい写真に収めてくれました。
それをスライドショーでまとめ、この背景となる音楽に「風に立つライオン」が入っていました。
さださんの歌詞と写真が見事に調和しており、内藤さんとさださんの芸術家の共演のようでした。
このスライドショーをロシナンテスの講演に使いたく、さださんの許可をもらいに行きました。
これが私とさださんとの最初の出会いでした。
ちょうど、さださんが北九州にコンサートにいらしていました。
帰国中の私は、家内と共にさださんのコンサートに行きました。さださんの心温まる歌とトークに、二人して魅了され、コンサート終了後に、ご挨拶いたしました。
さださんは、「風に立つライオン」を講演の中で使うことを快く認めてくださり、ロシナンテスの活動に関して熱心に耳を傾けてくれました。
また、東北の震災後も、さださんは積極的に支援に乗り出し、東北の皆さんのために歌い続ける!とコンサートを重ねてきました。
ロシナンテスは、震災後の東北で活動を行い、さださんからの支援を受けて、被災された高齢者の健康農業(農業という共同作業で、高齢者に社会参加の場作りとなる)に使用する軽トラックと、スーダンで用いる巡回診療車の購入ができました。
その後、「風に立つライオン」が映画化され、またそれが礎となって、「風に立つライオン基金」が設立されました。
この度、ロシナンテスは、「風に立つライオン基金」から、ご支援をいただきました。
今、ロシナンテスが行っているスーダンの無医村地域での巡回診療事業に役立たせていただきます。
本当にありがとうございました。
なお、風に立つライオン基金のホームページはこちらです。
ロシナンテス、風に立つライオン基金ともども、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
川原尚行