「土とレンガの診療所プロジェクト」 4月初めまでの状況
いつもロシナテスを応援して下さり、誠にありがとうございます。
さて、現在行われている「土とレンガの診療所プロジェクト」ですが、ロシナンテスからとREADYFOR(レディフォー)からのプロジェクトがありますので、
説明をしたいと思います。
巡回診療を行っている地域住民から、
「巡回診療をしてくれて、大変ありがたいのですが、月に一度の診療しかなく、特に雨期になると病院がある場所まで、車で行くことが困難になります。
だから、私たちの村に診療所を作ってください!」
このような要望が多くの村からあげられました。
巡回診療地域内には、29の村があります。これらの村の全てに診療所を建てることは困難です。
そこで、保健省と地域住民それにロシナンテスとで話し合いを行いました。
その結果、地域と人口を考えて、3つの村に診療所を建設する計画が立てられました。
アルセレリア、アルハムダ、ワッド・シュウェインが候補地となりました。
地図上では、アルセレリアが黄、アルハムダが白、ワッド・シュウェインが赤となります。
また、東京とほぼ同じ縮尺の地図を合わせて掲載しました。
比較して、ご覧ください。
あるドナーからの支援で行う予定でしたが。そこの規定では診療所建設が困難ということが判明しました。
保健省、地域住民が期待する診療所でもあり、3つの建設が予定に組み込まれていましたので、ロシナンテスが資金集めを行うこととなりました。
そこで、一棟目の建設資金を集め、アルセレリア村での診療所建設に昨年末から取り掛かりました。
多くの方に、ご賛同していただくことができ、アルセレリア村での診療所はほぼ完成しました。
ご賛同してくださった方々には、心より感謝申し上げます。
一棟目の診療内の医療機器や備品などは、日本の医療機器を取り扱っているスーダンの代理店が寄贈をしてくれました。
また、診療所の運営は、保健省が責任を持って行ってくれることになっています。
もうすぐ、開所式が行われる予定です。
次に二棟目の予定となっているアルハムダ村の診療所建設の資金調達をREADYFOR(レディフォー)で行っています。
ここでは、リターンといって、ご支援してくださった方々に、サンクスレター、レンガのカケラが届く、また診療所にお名前を刻むなどの特典があります。
詳しくは以下をご覧ください。
https://readyfor.jp/projects/rocinantes
一棟目の建設に賛同してくださった方々には、READYFORに準じて、リターンという特典を、ご意向を確認したのちに、ロシナンテスよりさせていただきます。
また、謝罪がございます。
ホームページとパンフレットになっている「土とレンガの診療所プロジェクト」では、アルハムダ村の人口が3,000人(周辺人口を含む)
とありましたが、最新の保健省からの情報を踏まえ、5,000人(周辺人口を含む)に訂正させていただきました。
肝心な人口の情報が、変わってしまい、誠に申し訳ございませんでした。
最後に、地域住民からの要望が強く、診療所建設を急ぐあまりに、情報の公開が遅れてしまい、皆様方に混乱を生じてしまいました。
重ねて、お詫び申し上げます。
今後も、巡回診療、診療所建設に力をを削いで参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
川原尚行