本の執筆
いつもロシナンテスを応援してくださり、ありがとうございます。
昨日、日本滞在を終えスーダンに戻ってきました。
日本では、岩手県遠野市にロシナンテス東北のスタッフとともに行き、遠野まごころネットの多田さんととともに、いろんなことを学ばせていただきました。
米通という7軒で合計21名の方々が住んでいらっしゃる、いわゆる「限界集落」に行きました。
まごころネットは、ここの農産物で作ったものを加工して、製品として売り出しています。
クレソンと塩を一緒に混ぜたものを、ふりかけるだけで、野菜の味が生き生きとして、美味になります。
さらに、どぶろくつくりをしています。
過去には、どぶろくつくりが違法とされて、厳重注意を受けたこともあるらしいのですが、今度は正々堂々と行っています。
また、山間の集落なので、山からの小川が勢いよく流れていて、
水車を設置して、自然エネルギーを生み出そうとしています。
遠野から1時間余り車を走らせ、大槌、釜石、陸前高田を回りましたが、それぞれが自立して、そこにあるものを利用して「ものを生産」していました。
この精神は、ロシナンテス東北、さらにスーダンにも応用ができるものと、我々にも大変良い勉強になりました。
また、大阪に行き、日本ポリグルという水の浄化剤の会社を訪問しました。
すでにタンザニアでは、この浄化剤がタンザニアの人たちによって実践されているようです。
サンプルを頂きましたので、スーダンのナイル川の浄化ができるか、ロシナンテスのスーダンのスタッフとともに実験したいともいます。
このほかにも、東京では、各種の会合に出させていただき、ロシナンテスの広報に務めてきました。
今回は、ロシナンテスの北九州の事務局スタッフが作成した新たなパンフレットを持参しました。
大嶋君曰く、「川原さんと俺のようなオッサンの感覚でなく、女性の感覚でいきましょう」と、全面的に女性スタッフに任せました。
大嶋君の判断、そして見事なパンフを作ってくれた女性スタッフの塩田さん、吉川さんに感謝します。
今は、スーダンでパソコンとにらめっこの状態です。
私は、昨年フェースブックで宣言をしました。
「年内に本を書きます」
遅ればせながら、年をまたぐことになりましたが、本の最終段階にさしかかっています。
予定では、今年の6月には出来上がる見込みです。
日本とスーダンを行き来しながら、文章を「あーでもない、こーでもない」と言いながら書いています。
最後が決まっているだけに、今が大変です。
頑張ります!