日本の若者たちとイスラムの国スーダン
いつも、ロシナンテスを応援してくださり、誠にありがとうございます。
日本から若者が4名、スーダンを訪問し、砂嵐の為に飛行機が離発着できずに、一日遅れの昨日、日本への帰路に着きました。
葉田甲太さん、銅冶勇人さん、片桐勇人君、そして息子の健太朗です。
この4人と通訳としてゼイン(この春、九州国際大学附属高校を卒業)と一緒に、ロシナンテスが活動していたガダーレフ州のシェリフ・ハサバッラ村まで行きました。
道中、移動許可証の書面の不備があり、2時間ほど足止めを食らいましたが、ゼインの活躍により、何とかクリアできました。
予定より遅れてのシェリフハサバッラ村の到着でしたが、村の人が大歓迎をしてくれました。
私のことも、2年前にこの村を訪問した息子のことも覚えてくれていました。
給水施設は上手く行っており、村の外から給水車で水を買ってくる人もいました。水が、村の財政を支えることにもなります。
診療所スタッフは元気にしていました。
薬局担当のノホは、我々が活動していた時からいるメンバーであり、変わらぬ顔を見せてくれました。
日本から中古の救急車をもってきていたのですが、それもまだ稼働していました。この救急車は実働何年になるのでしょうか、スーダンに来て8年になります。
また、隣のカッサラ州で活躍している青年海外協力隊の中村君に鈴木君がシェリフ・ハサバッラ村に来てくれて、話に加わってくれました。最後は、協力隊志望でもある片桐君と夜を徹して、星空の下、話に花を咲かせていたようです。
この村のリーダーであるハサンの家に食物倉庫が出来ていました。
「昨年は収穫が良かったよ、アルハンドリッラ」
村が自立しているのが、わかりました。
ロシナンテスがこの村にやってきて、診療所、給水所、女子学校と社会インフラを村の人たちと一緒に立ち上げていき、それに伴い、電気がこの村に来ました。
今後、この村がどのようになっていくのかを見守っていきたいと思います。
そして、日本の若者が、この村に来て、いろんなことを話せる場にしたいと考えています。
ちょっと日本からは遠いですが、それだけに今の自分から離れることが出来、物事を俯瞰して考えられるようになると思います。
ロシナンテスは、そのような場を提供していきたいと思っています。