特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

ロシナンテスからの活動情報をご案内します。

  1. HOME
  2. 活動報告ブログ
日本2015.02.24

母校の高槻小学校での講演

北九州より、おはようございます!
昨日は、私の母校である北九州市立高槻小学校での70周年の記念講演でした。
全校児童は100名を越える程度です。
私が在校していたときは、700名を超える児童数でしたから、随分と少なくなったものです。
しかし、100名程度が一室に集まって、檀上からの講演ではなく、同じフロアでマイクもなしに地声でいくのは、話をする身としては気持ちの良いものです。
最初に、「スーダンはイスラムの国です、イスラムの印象はどうですか?」と聞くと
「あの事件を引き起こしたところ!」
日本人が巻き込まれた事件のことを小学生は低学年の子供でも知っているのです。
「イスラム国って呼ばれているものと、イスラム文化とは違うんだよ」
そこから話がはじまりました。
小学生たちは、スーダンの子供達が普段の生活をしているのか、どんな学校生活をしているのかがとても興味があるようです。
そんな質問を受けながら、スーダンで医療を行っていくうえで、そこの地域の方々と仲良くやっていくことがとても大切であることを話しました。
「だからこそ、私が生まれ育った高槻の地域にとても感謝しています」
と言い、高槻小学校の校歌の最初の部分を唄いだすと、子供達の驚いた表情が輝いていました。
IMG_1880.JPG
ロシナンテスを通じて、小学生たちにスーダンを知り、イスラム文化に触れてもらいました。
いろんな質問が出た中で、私が驚いたものをひとつあげます。
「スーダンの草から薬はできますか?」
これは、まさに現在進行形なのです。
スーダンにあるハルツーム大学薬学部を卒業した学生さんを熊本大学薬学部でスーダンの薬草を研究してもらうべく、準備を整えているところです。
この質問をしたのは、小学一年生です。
こんな素敵な小学生たちにスーダンからメッセージをどうやって送り続けたらよいのかを考えています。
もし、良いアイデアがありましたら、教えてください!