スーダン2015.02.01
イスラム国による日本人殺害事件に関して
スーダンの朝、悲しいニュースが飛び込んできました。
イスラム国に人質にされていた後藤さんが殺害されたようです。
奥様、そして幼い二人のお子様がいらっしゃるようで、残された御家族のことを思うと、私自身10年前に家内と小さな子供たちを日本に残してスーダンに来ただけに、その当時を思いだし、胸が締め付けられます。
先週、日本大使公邸で緊急で安全対策会議が行われました。
スーダンにもイスラム国に共鳴する人がいるようです。
ただし、スーダン政府は彼らを拘束しているようです。
しかし、表立って現れていないだけで、油断は禁物です。
今朝、この事件に関して、スーダンのスタッフも入れた会議で話をしました。
スーダンのスタッフは、
「今回は、悲しい事件です」
「スーダンとイスラム国はちがう」
「あれは、イスラムを貶めるために引き起こしている」
「イスラムは人を殺さない」
など、大きな声でスーダンは彼らと違う、と声をあげていました。
今回の事件がありましても、我々ロシナンテスは、イスラムの国であるスーダンにて目の前の困っている人々、医療の届いていない地域に、スーダン人と日本人が手を組んで、医療を届けていきます。
ただし、今まで以上に神経をとがらせて安全対策を行って参ります。
最後に今回の事件で犠牲となったお二人の御冥福を心からお祈りいたします。