栄養改善プロジェクトはじめます!
いつもロシナンテスを応援してくださり、ありがとうございます。
先週、スーダンの北コルドファン州に行ってきました。
そこで、栄養改善プロジェクトを開始するためです。
国連と地元保健省の調査では、北コルドファン州において、5歳以下の栄養不良の割合は22.4%に達しており、他の地域よりかなり高く、ロシナンテスとして栄養改善プロジェクトを行うようにいたしました。
この地域は、10年以上続く紛争のあるダルフール、そして南スーダンが独立してから紛争が散発している南コルドファンに接しており、それらの援助機関が集中しているところです。
州都のエルオベイドには、UNICEF, WFP, WHO, UNHCR, UNFPAなどの国連機関の事務所があり、また国際NGOは6つあるようです。
今回は、ロシナンテスはチームを組みます。国連のWFPに、スーダンのNGOのSIDO、地元の保健省そして地域住民たちのコミュニティです。
このいくつもの団体がそれぞれの役目をはたして、栄養不良の子供たちと授乳中の母親に栄養摂取への支援を行います。
まずは、このチームでウンムダーム地域の病院まで行きました。
州都のエルオベイドから、車で悪路を3時間かけて、砂の中の道なき道をすすみ、ここにたどり着きました。
これは、久々にエキサイティングなドライブでした。車の中で何度もジャンプしました。
この病院には、多くの患者さんたち、そして患者さんの家族がいました。
下の写真は、入院患者さん家族です。遠くの地区から来ているのでしょう。ここで、寝泊まりをしています。
下の写真の建物の中に、栄養管理室、ワクチン室などがあり、政府から派遣された栄養士さんがいます。
このような病院、診療所などが、7か所あり、そこで栄養管理室を動かします。
3か所の診療施設を見に行く予定が、思いもかけぬ悪路で2か所になってしまいました。
道のないステップの中に、村が点在しています。
ちょうど、ISILによる事件があっているだけに、このようなところを動くというのは、本当に地元の人たちと親しくしておく必要があると感じました。
この事業は、実はわずか半年の予定です。
地域の方々は、半年だけでなく、もっと継続してくれとの意見を聞きます。それは、尤もなことでしょう。
この事業がうまくいき、さらに継続できますように、頑張ります。
皆様方からのお力添えがあると幸甚です。どうぞ、よろしくお願いいたします。