移動許可証
いつも、ロシナンテスを応援してくださり、ありがとうございます。
さて、今日は村落助産師のトレーニングの予定で、我々ロシナンテススタッフも、巡回診療している地域に行くようにしていました。
我々が、その地へ行くには、移動許可証というのが必要です。
毎回、その移動許可証が必要ですが、許可証を発行してくれるHAC(人道支援委員会)に先週末から申請書を提出していますが、
当日になっても、まだ発行されないので、朝からHACに交渉のため、フセインとターハに行ってもらいます。
それで、私は巡回診療をしている地域に、行く準備をしていたのですが、13時に私がHACに行かなくてはならず、そこから協議が3時間ほどかかりました。結局、今日は許可証がでませんでした。また、今週予定していた巡回診療への我々の参加が認められませんでした。
なお、巡回診療の本隊は、診療を行っておりますので、地域住民に迷惑となるようなことにはなっていません。
スーダンで国際NGOが事業を行う場合、スーダン国内のNGOとパートナーを組まないといけません。
そのNGOとの調整の不備が今回の原因です。細かなことは書けませんが、障壁はいろんなところにあります。
日本人は、どうも契約というものに慣れていません。
契約をしっかりと結ぶことを念頭におかないといけません。
私の苦手な部分ですが、そこはフセイン、ディーナ、そして田中香子さんとで協議をして善後策を練っていきます。
弱い部分は、みんなで力を合わせることですね。
今年の最後に巡回診療に行って締めたかったのですが、そうはいきませんでした。
写真は、雨季も去り、静かに流れる青ナイルです。
いろんなことが起ころうとも、ナイルは、いつでも変わらずに流れています。
「泰然自若」、私には修業が足らずに程遠いものですが、ナイルはそれを教えてくれるような気がします。