特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

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スーダン2014.12.19

ロシナンテス会員証 熱い議論

ロシナンテスを応援してくださり、誠にありがとうございます。
先日来、ロシナンテスの会員証がいるかどうかの根本論の議論が、私のフェースブック上で熱く交わされてきました。
もともと杉山弘禧様から、「会員証がないのが、まさにロシナンテス流」との指摘を受け、それから始まった議論ですが、関宏明様、末永通尚様、MiaTake様、熊谷美菜子様、宮本真里様、中村隆宏様、倉内慎介様、鎌田克己様からフェースブックのコメントを頂き、そして向井三貴様からはメッセージを頂き、そして藤井盟子さまからはロシナンテス東北事務所あてに手紙まで届きました。
この議論が、オープンの場で出来たことを私は本当に嬉しく思っています。
そして、この方々と「同志」なんだと心の底から思うに至りました。
皆様方の様々な意見を真摯に受け止め、来年の初めから、この課題に、しっかりと取り組みます。
意見を下さった皆様、本当にありがとうございました。
さて、このような議論の最中にもスーダンでは事業が進んでおります。
北コルドファン州で来年から取り組む予定の栄養改善事業です。
これは、5歳以下の栄養不良が認められている子供たちの栄養改善事業でして、国連のWFP(世界食糧計画)とSIDO(スーダンのNGO)とロシナンテスとで共同して事業を行います。
先週は、WFPと合意を締結して署名式を行いました。
今日は、SIDOとの署名でした。
本当は二つの署名の写真をお見せしたいのですが、スーダンでのネットの調子が悪く、写真がアップされません。
これから、アクションプランと呼ばれる計画をたて、その計画をスーダン政府に提出して最終合意を結びます。
おそらく、来年の一月には、事業が開始されると思われます。
事業予定地は、ハルツームから車で8時間のところです。
実際に日々の活動をしていくのは、SIDOでして、我々ロシナンテスはSIDOに医学的なアドバイスを行っていくものです。おそらく、月に一度の割合で現場に行くことになると思います。
ロシナンテスにとりまして、この栄養改善事業が、はじめての国連との事業となります。
そして、ロシナンテスの事業担当者は、医師のディーナで、その監督するのが医師のターハです。
ディーナはインド人であり、相当に頭が切れます。国連の担当者が、イラクとイランのハーフの女性でして、前回の会議は、なかなか国際的な感じでした。
ターハは、日本に地域医療の研修にも来た経験のある地域医療の専門医です。
ロシナンテスとして、カウンターパートでのスーダン人の医療専門家とのやり取りの経験がかなりありますが、ロシナンテスの一員としてスーダン人医療専門家を雇い入れて、事業を行うのも、初めての経験です。
何事も、初めて尽くしのこの事業を成功させて、次の展開へと持っていこうと思っております。
まだ、将来的なことですが、次の展開は、スーダン国内での栄養補助食品ができないかということです。
来年は、栄養改善事業の方も、皆様方に報告をして、ときに御知恵を出していただこうと思っております。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
なお、北コルドファンの隣はダルフールなので、安全面でも気を付けて参ります。