プロジェクトの始まりは挨拶から
ロシナンテスを応援してくださり、ありがとうございます!
昨日は、ロシナンテスが行っている巡回診療の最遠地域の中心の村であるワッドシェインに行ってきました。
今後の巡回診療事業の展開として、今行っている無医村地域を大きく3つの地域に分け、その中から中心的な村を選出し、そこに診療所を作る予定です。
そして、その診療所を機能させ、巡回診療に行かなくても良い地域を作り出し、巡回診療から、診療所のある医療へと変えていこうというものです。
ワッドシェインは、選出された村の一つです。
首都のハルツームから、約140キロ離れており、オフロードを飛ばすこと2時間半です。
ワッドシェインの村長さん、そして村の実力者、そしてその周辺の4つの村の村長さんを呼んでの会議をしました。
会議の初めに、場づくりをするのですが、初対面のときには、私はとにかく笑顔で接することにしています。
そうすると、相手も笑顔で応えてくれます。
この笑顔ののちに、本格的な会議となります。
我々が訴えたい大切なことは、ロシナンテス側だけが一生懸命になってもだめで、村の人たちと一緒になって
「共に歩む」という姿勢を作り出さないといけません。
まずは、今月の18日に健康教育を行いますので、その準備を村の人たちと協力して行います。
我々が気をつけなければいけないことは、村によって、準備できる範囲が違うことです。
村の裕福度の違いで、あそこの村がここまでしてくれたからといって、こっちの村に強要することはできません。
首都のハルツームから離れるごとに、お金の流れも違ってくるのでしょう。
村の様子を、フセインやターハが私に伝えてくれます。
「ここは、貧しい村です」
そのことを理解したうえで、彼らとの話し合いで
「健康教育するのに、テントと椅子を用意してください」
とお願いします。
村の人たちは、喜んで約束してくれました。
また、18日は、スーダンに来てくださっている二人の歯科医の藤瀬多佳子先生、原田則子先生とハルツーム大学の歯学部学生たちによる歯科健診とロシナンテスのサッカーコーチの田中三千太郎が、ワッドシェインの村の子供達にサッカーを教えます。
今までも、何かのプロジェクトを始めるときは、村長をはじめ、村の人たちにきちんと挨拶をすることから始めています。
今回も、うまくいきますように、祈っております。