スーダンよりおはようございます！
もう師走になりましたね。
本当に一年は早いものです。
会計年度に関し、日本では４月からですが、スーダンではカレンダーの通りに１月からスタートです。
そのために、いろいろと準備が必要で、話し合いを多く持たないといけません。
スーダンではスーダンと日本のスタッフの共通言語が英語ですので、英語を用いて話し合いを行いますが、
これだけでは不十分ということに気が付きました。
さらに、スーダンのスタッフにはアラビア語のみでの会議、そして日本のスタッフには日本語のみの会議が必要であると思っています。
みんなが英語をしっかりと理解すればよいと思いますが、やはり母国語のほうが親しみがありますし、根本のところで理解ができます。
また、理解できない部分を理解していた人が補ってくれるので、この母国語会議をしっかりとさせていきたいと思います。
さて、連日、巡回診療の動画を送っていますが、今日は体重測定の様子をお送りします。

乳幼児の体重と身長を測定して、子供の成長曲線をとっていきます。
そのときに、正常であるのか、栄養不良であるのかをみて、母親に伝えるようにしています。
動画は、体重測定をするときのものです。
車の荷台に支柱をおき、そこで子供をぶら下げる形で体重測定を行います。
子供には、ちょっと酷かもしれませんが、ほんのしばらくですが辛抱してもらいます。
簡単そうに見えて、実はスーダンのスタッフに測定してもらうのは、何度もトレーニングを重ねてきました。
身長では、頭のてっぺんが基準点になっているか、足を延ばした状態で測定しているか？
目盛りの見方は？
そして、その数字を正常の成長曲線のグラフの上に、それぞれの子供の値をブロットするのですが、これもトレーニングを重ねました。
今では、スタッフはみんな、測定の仕方を理解し、グラフの読み方も理解しました。
小さなことですが、一歩一歩前進していきます。