現地にあるもので何とかする
スーダンからこんにちは!
さて、ロシナンテスでは、2週間に一度の割合で、青年海外協力隊の方々に集まってもらい、意見交換をする場を設けています。
昨日も集まってもらいましたが、そのうちの二人が理学療法士です。
そこで、巡回診療の時の麻痺の子供さんの、対処の方法をみんなで話し合いました。
この子の四肢の動きなどをビデオに収めましたので、それを理学療法士に見てもらいます。
下肢が麻痺しており拘縮が強く来ています、上肢の拘縮は下肢ほどではありませんが、拘縮を若ですがあります。
首は、赤ちゃんのように安定していません。
まだ5歳なので、お母さんが抱えることが出来ますが、この子も大きくなっていくでしょう。
日本では、バギーでしっかりと体幹そして首を固定することができますが、スーダンではありません。
ないものねだりしてはいけません。
スーダンにあるものを利用してが原則です。
そして、知恵です。
臨床工学技士の協力隊員が言います。
この子にとって、不安定になることは、正常の大人が高いビルの間を綱渡りして、バランスを取りそこなった気分になるとのこと。
これは、理解しやすい表現です。協力隊の愛甲君ありがとうございます!
だからこそ、安定した体位をとらなければなりません。
スーダンの女性が頭に巻くものを、くるくるっと巻いて首の支えにする。
この意見は、協力隊の百瀬さんです。
でも、どこを支点にしたらよいのか?
スーダンの家の壁の四隅を利用して、そこに体を預けてはどうか?
家の中でも、床は地面なので、掘ってみて、掘り炬燵みたいにできないか?
これは、臨床工学技士の坂野君のアイデアです。
この発想も、実効的ですね。
と、いろんなアイデアが出てきます。
スーダンの人を交えて話をすると、もっと具体的なことになると思います。
そこにあるものを使う技術に関して、スーダンの人たちの能力は日本人をも凌ぐと思います。
この話し合いの様子を動画にしたのですが、私の未熟さでアップできません。
明日には、アップできるように頑張ります。
今日は東北の田地野さんに聞き、スーダンにいる田中さんに聞き、はたまた東京にいるホームページの製作などを手伝ってくれている三井田くんに聞きましたが、時間切れアウトでした。
明日、出来ますでしょうか?
ご期待ください。