居酒屋「力」
昨日は、イスラムの祝日でした。
それでも、保健大臣が役所に出てくれ、我々の今回のワークショップの総括を聞いてくれました。また、昨夜の閉会式の出席のためにカルトゥムから参加してくれた連邦保健省の局長も、会議に出席してくれました。
そしてスーダンの医療現場に抱える医療技師から見た問題点を指摘し、彼らも十分にそれらを認識してくれ、改善するように約束してくれました。
また、今後の方針として、定期的な日本人技師による研修、またスーダン技師の日本での研修、医療技師の養成学校の学生の交換留学などが提言されました。
廣浦さん、岩尾さんともに、今後のスーダン支援に前向きで、今後の発展が楽しみです。
そして、今日はカルトゥムにあるイブン・シーナ病院での研修です。この病院は、日本が1985年に建設したものです。私は大使館勤務時代から、日本からの援助が13年間停止していたのにかかわらず、この病院の奮闘振りを知っていたので、何かと応援してきました。彼らは、22年前の医療機器をまだ使い続けているのです。これには、廣浦さん、岩尾さんともに大変感心していました。へんに、最新の医療機器を購入するより、シンプルで頑丈なつくりのほうが、スーダンのような国では返って長持ちするのです。最新の電子機器の入ったものは、壊れやすいものです。
一日、イブン・シーナ病院で研修をした後、病院側から食事に誘われました。ロターナ・ホテルという、今年オープンしたものです。病院側の気合の入った接待です。私も気合を入れて、食事をしました。本当に貧乏根性が出るもので、こういうときは、はらが突き出るくらいに食べてしまうのです。
さて、別の話題。
先日部屋の掃除をしていたら赤いTシャツが出てきました。
「元気だしてゆこう」
「声掛け合ってゆこう」
「サムライでゆこう」
「日本男児でゆこう」
と書いてあります。
これは、埼玉にある居酒屋「力」のものです。
何気なく、この赤Tシャツを着ていたら、居酒屋「力」の社長さんからメールがありました。全く偶然のことで、驚きました。
「力」の皆様、元気にしていますか?
今度帰国したら、「力」には必ず伺いますので、よろしくお願いします。
川原尚行