杉本さん、スーダンへ
南スーダンが心配です。
おそらく、南スーダンに滞在する日本人も、アメリカ人のように退避になると思います。
ゲリラ戦での争いになると、長引く可能性があります。
そうすると、一番困るのは一般国民です。
ひょっとして、再び難民としてスーダンに来る可能性も考えられます。
そのときのスーダン政府の対応がどうなのかも問題となります。
さて、スーダンの首都のハルツームは全く問題なく、安全です。
明日は、京都から杉本さんがやってきます。
杉本さんは、素晴らしいラガーマンで、伏見工業、同志社大学そして神戸製鋼と
すべて日本一を経験しています。
東北の震災の時に、真っ先に駆けつけてくださり、大勢の仲間を京都から連れてこられ
瓦礫撤去が本格化しました。
その後、南北スーダンの子供たちを日本に招待した時も、京都でホームステイをさせてくれました。
南北スーダンの子供たちが一緒の家に泊まり、周囲の心配をよそに仲良くなっていきました。
これも、杉本さんたち京都の方々のおかげです。
今回は、ハルツーム大学の図書館の一室を日本コーナーにすべく、
杉本工務店の社長さんでもある杉本さんをスーダンに呼びました。
すでに、米国、イタリアがコーナーをつくっています。
これに負けじと日本を代表して(勝手な意気込みですが)、
ハルツーム図書館に日本の文化を吹き込みます。
かかる費用は、私が福岡県文化賞なるものを受賞した際に頂いた副賞をあてます。
暮れの忙しい時に、お呼びして全くもって申し訳ないのですが、
弾丸ツアーで来てくださります。
かつて大英帝国が植民地としていたスーダンに立てたハルツーム大学の図書館は、
百年以上の歴史があります。
そこに、日本の文化、「和」の精神を吹き込みたいです。
川原尚行
◆ハルツーム大学総合図書館内「ジャパン・センター」についてはこちらをご覧ください
http://www.rocinantes.org/2013/10/khartoum-univ-library.html