スーダン2013.10.02
ハルツームの騒乱と横浜でのイベント
先週からスーダンの首都ハルツームで騒乱が続いています。
ガソリンの値上げで、普段でも苦しい庶民の生活が一層苦しくなることが予想され、
その政府の決定に対するデモ活動が活発になりました。
平和裏に行われる予定のデモですが、政府は反政府活動につながると予想し
警戒を強めました。それに呼応する形で、デモは激しさを増し、ガソリンスタンドを襲ったり
主要道路を封鎖してのデモ活動が行われました。
催涙弾で、収まりきれないとみたのか、実弾を発射し、一般市民の犠牲者も出ています。
犠牲者の数は、200人以上という数字もあれば、30人前後というのもあります。
200人という数字を出したテレビ局、新聞社は放送停止、新聞発行停止となっています。
スーダンは、人々は素晴らし人なのですが、政府は以上のような次第です。
私の友人の医師らは、政権を倒す!と言っています。
2015年に選挙があるのですが、そんな選挙などあてにならない、デモで倒す!と言っています。
民主主義とは何なのか?
人間はいったい何を目指しているのか?
隣国エジプトでもしかりです。考えさせられます。
さて、騒乱が、ここ数日は収まっています。
私は、このまま治安が保たれていれば、明日スーダンを出国します。
10月5日14時から、JICA横浜でイベントを行います。
御時間のある方は、ぜひともいらしてください。
詳細は以下です。
http://www.rocinantes.org/2013/09/20131005-tsudoe.html
川原尚行