研修2日目
昨日は、実習の日でした。
まず、実習の前に、我々の意見は一致しました。
「きたない!!」
それで、医療機器を掃除することに。
実際にはスーダンの技師さんたちは、掃除なんかはしたこともないようです。
まず、自分から始めよ!ですね。そうして、他の人に指示が出来るのです。
そして、実習。
いろんな機材があります。古いものから新しいものまで混在しています。
一番驚いたのは、最新鋭の500万円位する医療機器がおいてあったのですが、ほとんど使用されていません。使い方が良く分からないのでしょう。
ダクトが砂で汚れています。
廣浦さん、岩尾さんがこの機器を点検します。すると、砂の影響でしょうか、機器内部に設置されたテストをクリアしません。この機器は非常に精密に出来ており、テストをクリアしないと実際には使用されません。この機器に接続する部品もこの部屋にはなく、テストをクリアできないままでした。
これは、連邦保健省が一括してこの最新鋭機器を購入し、全国に配置したそうですが、まるで現場が分かっていないようです。スーダンの地方レベルでは、最新鋭の鋭敏な機器よりも、もっとシンプルなものが使い勝手が良いでしょう。
この日は、5時間から6時間かけて実習に費やしました。休憩時間でも熱心に質問してくる受講者もいます。なんとか、スーダンのこれら熱心な人たちを伸ばして行きたいです。
実習が終わったのは、夜7時です。しかし、私には別の仕事がありました。忘れ物大将である私は、シェリフ・ハサバッラに今度の参加者に配るTシャツを忘れててきました。
アシスタントのモハメド君を連れて、忘れ物をとりに行ってきました。往復200キロの行程です。戻ってきたのは、10時30分。
それから、参加者15名の今回の研修修了証作りです。
夜中に作業が終わり、やっとこの日は終了。
明日は、8時からの実習です。金曜日で休日ですが、熱心な受講者のためにも頑張らねばいけません。
川原尚行