西條君送別会
在スーダン日本大使館、JICA、協力隊員、難民を助ける会のみなさまに集まっていただき、
ロシナンテスのスポーツ事業担当の西條君の送別会を行いました。
ロシナンテスのスポーツ事業は、三田君からスタートし、三田君の後任で
大学の後輩でもある西條君が3年前にスーダンにやってきました。
彼らは、オランダで一緒にコーチの勉強をしていたそうです。
スーダンにやってきて、彼の優しい性格もあって、子供たちに大変好かれ
ロシナンテスのサッカー教室を大いに発展させてくれました。
2011年には、大震災があり、西條君は帰国中でしたので、東北での活動にも加わってくれました。
そのときに、奥様の和代さんも東北事務所でともに活動してくれました。
東北でも、子供たちに好かれ、そのような経緯から、南北スーダンの子供たちを東北に連れて行く
「天の川プロジェクト」も行うことが出来ました。
その後、南スーダンが独立する中、彼は南スーダンにも足を運び、南北スーダンの子供たちの友好をすすめてきました。
とにかく、子供たちに好かれる性格です。
本業のサッカーでは、おそらく日本人初でしょうか、アフリカサッカー連盟のB級ライセンスを取得し
スーダンの首都のハルツームのみでなく、地方からもコーチの依頼がありました。
また、日本人社会の中でサッカーをして、娯楽の少ないスーダンにおいて、みんなを楽しませてきました。
サッカーに限らず、スポーツというのは、人を楽しませてくれます。
楽しみながらも、勝ち負けを競い合い、その後はラグビー精神でいう「ノーサイド」で
お互いのプレーを称えあいます。
スーダンは争いの絶えない国ですが、スポーツ、とりわけサッカーを通じて
平和の構築につなげられないか、と本気で考えます。
西條君は、その過程においての大きなステップを踏み出させてくれました。
昨年に、西條君から話があると持ちかけられ、「新しい命が出来ました」とのことでした。
西條君には、スーダンでのサッカーをさらに頑張ってもらいたく、ロシナンテスみんなで育てよう!と話していました。
それが、誕生が近づくにつれて、日本で働きたいと考えるようになったようです。
スーダンにおいては、多くの家族と一緒に食事をします。
そして、小さな子どもでも、親の言うことをよく聞いて、お手伝いをします。
そのような光景にみて、自分の日本にいる親御さんを含めたご家族とともに
生きていきたい、と思ったようです。
ロシナンテスとしては、さびしい限りですが、西條君、奥様、そして赤ちゃん、さらに西條君のご家族にとってもは
それが一番の答えでしょう。
西條君、今まで本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
日本で、幸せな家庭を築いて行って下さい!
そして、またスーダンに遊びに来てください。
川原尚行
【CAF B級ライセンス取得の奮闘記もぜひご覧ください!】
日本人初! CAF B級ライセンス取得! 1
http://blog.livedoor.jp/rocinantes_staff/archives/6005778.html
日本人初! CAF B級ライセンス取得! 2
http://blog.livedoor.jp/rocinantes_staff/archives/6012537.html
日本人初! CAF B級ライセンス取得 3
http://blog.livedoor.jp/rocinantes_staff/archives/6022451.html