ラガーマンのライオン君
数年前ですが、プレゼントを頂きました。
その方は、私がラグビーをやっていて、高校の先輩や後輩たちから支えられてロシナンテスの活動が続けられていっているのを
良くご存知です。
私の好きな曲に、さだまさしさんの「風に立つライオン」があるのも、よくご存知です。
それはアフリカで奮闘する医師を見事な歌にしたものです。
そんな経緯があり、
ライオンにラガーシャツを着せて、ラグビーボールを持たせて、胸には高校の校章をつけたものをプレゼントしてくださりました。
その方は、青森の弘前の出身で東京で一人でお店を切り盛りされていました。
高校の先輩方が良く行く店で、私も身近に感じて、しばしば自分でも行くようになりました。
私の家内も高校の同級生ですから、何度も連れて行っています。
今年20歳になった息子も、高校の先輩が連れて行ってくれたようです。
東京での自分の家にいるような錯覚におちいることもありました。
そんな暖かいお店です。
以前にその方が、具合が悪い時があり、私が身内と称して病院に連れて行ったこともあります。
お客さんと家族的、そして友情が生まれるようなお店です。
それは、みんなが集まって語れる「場」となり、それが普通のお店とはちょっと違った雰囲気を醸し出しています。
しかし、そのお店も、今年の半ばで終わるそうです。
とても残念ですが、そのお方の御年齢を考えると仕方のないことでしょう。
今も、ラガーマンのライオン君はスーダンにいます。
この前の砂嵐で砂まみれになっています。
手洗いで、きれいにしてあげましょう。
このライオン君を、その方と思い、これからも大切にしてまいります。
今まで、ありがとうございました。
帰国したら、お店に馳せ参じますね。
川原尚行