帰国、そしてスーダンへ
一時帰国して、再びスーダンへとやってきました。
飛行機での移動も慣れたもので、リラックスしてのスーダン入りでした。
スーダンに来る前に、東北に立ち寄りました。
震災から1年と8か月。
局面は、時と共に変化していきます。
我々も、その中で活動を継続させていっています。
宮城県の亘理町における「いちご事業」では、亘理町の方々とともに、事業の話、そしてロシナンテスの話をしてまいりました。
そして一緒に昼食を取りました。
震災直後のお話をされる方もいらっしゃいます。
家の鴨居に家族全員でしがみついて、助かったとのお話でしたが、いつまでたっても、
このような話を聞くことには、みなさんがたいへんなことを経験されているのだと、感じ入ります。
今回の帰国には、スーダンの医師二名をお連れしました。
我々が、お母さんと赤ちゃんの命を守るために行っている母子保健事業でのスーダンでの関係者です。
いずれも、パワフルな女医さんで、アフリカン・ビッグママを連想します。
お二人の今回の視察先は、国立小倉病院、北九州市役所、消防局、戸畑中央小学校、
JICA九州、本部、日赤看護大学、助産院です。
それに、福岡そして東京でのハンズでの合同イベントを行いました。
盛りだくさんでした、最後に東北にお連れしました。
私自身、スーダンと東北が混在して、頭も混乱しそうですが、スーダンの人に教えられることも多々あります。
被災地を見て、「人間は、自然には逆らってはいけない」
そのように、しきりと話していました。
極めてシンプルに物事をとらえていくのでしょう。
そして、スーダンに到着しました。
まばゆいくらいの太陽に光があります。
しばらくは、スーダンと東北とを行ったり来たりです。
川原尚行