日本からの学生さん
日本から学生さんが来ています。
ロシナンテスとハルツーム大学とが学術提携を結んでおり、それを基にしてのことです。
スーダンでは、我々のようなNGOが学生研修を行うことはできません。
スーダン政府のHAC(人道支援局)は、NGOは専門家をこそスーダンに派遣すべきで研修の場とすべきではない、
という見解です。
しかし、我々は学生研修というのは、大いに行うべきであり、これが日本とスーダンの双方の為になると確信して
学生の交流を継続してきています。
もちろん、現場のハルツーム大学や病院関係者は、その意義を理解しています。
そのために、大学と病院と協定を結び、HAC(面倒くさい部署です)にも、しぶしぶですが、認めてもらっています。
スーダンでは、入国ビザそ入手するのに一苦労です。
場合によっては、日本でのビザの取得が出来ずに、エジプトあたりでスーダンの入国ビザを入手する人もいる程です。
彼らは、ハルツーム大学から入国ビザを発給してもらいました。
ハルツーム大学に必要書類を提出し、大学がそれにさらに必要書類を加えて、スーダンの外務省に提出されます。
そして、外務省がビザ発給の認可番号をだし、それを日本のスーダン大使館に通達します。
ようやく、それでビザが入手できます。今回は一か月半かかりました。
彼らがスーダンに入ってからの一番の挨拶先は、ハルツーム大学です。
アブデルアジーズ教授がいつも骨を折ってくれております。
それにしても、デカいです。
そして、研修先の病院に行きます。院長が自ら学生さんに教えてくれます。
この院長もデカいです。
今週末には、明治学院大学のみなさんが、そして臨床工学技士さん
さらに、熊本大学薬学部の学生さんもやってきます。
スーダンは、ラマダンの最終週でその後、イード休暇です。
病院での研修にはならないかもしれませんが、スーダンの文化を知ってもらうのも、立派な研修だと思います。
スーダンを自分の目で見つめ、さらに日本をも見つめてほしいと思います。
川原尚行