2012年夏の日本人研修
スーダンでもオリンピックが見られます。
ロンドンとは時差が2時間なので日本のように寝不足になることはありません。
昨日は、「なでしこ」で今日は男子ですね。
さて、この夕方から学生さんがスーダンにやってきます。
福井大学医学部、自治医科大学から医学部生が、そして慶応大学環境情報学部からやってきます。
ハルツーム大学医学部付属病院の院長と受け入れに関しての打ち合わせを行いました。
スレーマン先生で、私とは長い付き合いの先生です。
彼は、もっと日本との交流を盛んにしたい、と主張しています。
我々が目指すべきところは、欧米でなく、アジアである!とはっきりと口に出します。
その言葉を、しっかりと真正面から受け止めることのできる日本でありたいと思います。
医学部生が二人で、医学部生でないのが一人です。
これをどうやって研修させようかと頭をひねっているところです。
もともと、この7月に慶應の環境情報学部で学生に話をしてくれと言われて、
講義の後、すぐに東北に行かなくてはならず、時間配分がとても重要でした。
しかし、私は腕時計を忘れており、学生さんにちょっと貸してね!って言って
腕時計を借りたまま、東北に行き、それからスーダンまで来てしまいました。
学生さんは、腕時計を取りにスーダンまでやってくるのですが、
彼には、大きな視野でスーダンを
ロシナンテスを見せてみようと思います。
私の頭の中には、いろんなものが詰まっていますが、違った観点からの発想を必要としてます。
若い人の考えを聴けば、きっと私の頭の中にあるものが発酵されて、面白いものになると期待しています。
彼の事前のメールに、今回の渡航の目標は何ですか?
と非常にまじめな質問がありましたが、ごめんね、私の頭の中を発酵させて、新しいものを生み出したいのです。
その触媒となるものを見出してほしく思っています。
福井大学の医学生は、東北にも足を運んでくれました。
東北とスーダンを知ることによって、幅広い人間となってもらいたいです。
自治医科大学の学生さんは、私の高校の後輩です。
彼女のみ初対面で、どんな学生さんなのでしょうか。
これから2週間、日本の夏休みということもあって、
多くの日本人学生から専門家までがスーダンに来られます。
一番多い時で13名になります。
今からが大忙しとなります。
川原尚行