特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

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スーダン2012.07.30

ラマダン

ラマダンが始まり最初の一週間が過ぎました。
今年のラマダンは、7月20日から一か月ですが、思ったよりも涼しく、その点では恵まれています。
おそらく、日本の方が暑い、いやらしい夏のような気がします。
今年は、ラマダンといえども、やるべきことが多く、仕事をして、さらにラマダンもして
充実している時を過ごしています。
ラマダン中は、イフタールといって、御日様が沈んで食べる食事のことですが、
そのイフタールを外でご近所さんと一緒に食べます。
今年、引っ越しを行いましたので、新しい土地でのイフタールです。
roci_20120730_blog.JPG
ここの大家さんは厳格なるイスラム教徒です。
食べる順番があるのかどうか、不明ですが、ここの大家さんがしているとおりにします。
最初に、なつめやしを食べ、それから豆を食べ、
そしてヘルモルやハイビスカスティなどの飲み物を頂きます。
ガツガツ食べるのではなく、ゆっくりと頂いています。
ほんのわずかを口にしただけで、お祈りの支度に入ります。
私も、それに倣い、お祈りの列へと加わります。
お祈りの後、再び食事です。
最初のが前菜で、今度のがメインディッシュです。
フールと呼ばれる豆料理
アシーダと呼ばれるラマダンの定番料理
それに肉を煮たものが出てきます。
毎日、同じものです。
最後にお茶を飲みます。
これに毎日参加し、それも準備から後片付けまで行っていると
大家さんから、話があると部屋に連れて行かれ
「おまえのやっていることは、敬虔なイスラム教徒が行っていることと同じだ。
ぜひともイスラム教徒になってくれ」
「私はイスラム教を素晴らしい宗教と思って見ています。
そして信じているものはお天道様です。
それは、日本人の宗教観です」
と、答えているものの、こうしてラマダンしていますし、
気が付けば、酒も飲んでいないし、
何となく、お祈りすると気分が落ち着くし、
これは、私がイスラム教徒になる予兆なのでしょうか。
そんなことを感じながら、ラマダンを過ごしています。
川原尚行