スーダン政府は東スーダンで活動する７つの国際ＮＧＯの活動を停止するように命令を出しました。
その７つの団体の中に、ロシナンテスが含まれています。
ＩＣＣ（国際刑事裁判所）がスーダン大統領に逮捕状が出しましたが、この逮捕につながったのは、
国際ＮＧＯの絡みがあったとの疑いで、その時は１３の国際ＮＧＯが国外追放になりました。
これは、2009年のことです。
その後、昨年に南スーダンが独立いましたが、国境付近での争いは激化しています。
その争いの原因の一部が、国際ＮＧＯが反政府団体を支援しているためと、スーダン政府が見ているようです。
そんなことで、今回の措置になりました。
我々ロシナンテスは決してそんなことを行っていませんし、
この措置に対して、我々以上に憤っているのは、診療所のある村の人々です。
明日、この村のある州政府の州都に、村人が結集してロシナンテスの活動継続を嘆願するようです。
州政府もロシナンテスの活動を高く評価していますので、村の人たちと地方政府が一体となって中央政府に抗議することになると思います。
また、首都のハルツームでも我々の活動を支援してくれている多くのスーダン人もいます。
ロシナンテスの活動地を取材にきたスーダン人ジャーナリストも大いに怒っており、このことを記事にすると息巻いています。
明日から関係各所をまわります。頭をフルに回転させて、対処していきます。
参考までに、下記に英文ですが、今回の措置のことが報道されています。
英文ですが、ご覧になってください。
【BBC】
http://www.bbc.co.uk/news/world-africa-18296430
ＢＢＣでは4つとなっていますが、実際には７つです。その中にロシナンテスが入っています。
【SUDANTRIBUNE】
http://www.sudantribune.com/Government-suspends-seven-aid,42773
川原尚行