特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

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スーダン2012.04.16

スーダン北部にいる南部の子供

昨年、天の川プロジェクトで南北スーダンの子供達を日本に連れて行きましたが、
その中で南部の子供達の一部がまだ北部の首都のハルツームにいます。
マナルの出身はアビエイで、そこは石油が出るところで、南北スーダンの紛争地でもあります。
ぞくぞくと南の子供たちが、南へと帰って行っている中、マナルはハルツームに残っています。
帰ることが出来ないのです。
紛争地だからです。
幸いなことに、ご家族はすべてハルツームにいるとのことで、安心です。
新年度には、大学に進学したいそうで、目標は大きくハルツーム大学のようです。
南部に行っている人でも、ハルツームにある大学に行きたい人は、この前に行われたスーダンの統一試験の結果が
良ければ、ハルツームの大学に行くことができるそうです。
これは、時限措置で、3年間有効なようです。
もちろん大学は4年生ですから、この時限措置は延長されるものと思われます。
マナルが、その属する団体の長とともにロシナンテス事務所に来てくれました。
6月と7月に子供達を対象とするイベントを行いたいので、協力してほしいとのことです。
マナルが中心となって、イベントを開催したいと言っていますので、何とかしてあげたいと思っています。
昨年の天の川プロジェクトは6月30日から7月7日まで日本に滞在しました。七夕の日に日本を離れました。
今年も、この七夕にイベントがスーダンで行われるのでしょうか、
マナルの笑顔を見ていて、そこに引き込まれるものがありました。
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roci20120416_kawahara.JPG
写真の一番左がマナルで、アップの写真が今日のものです。
南北スーダンは、現在政治的には最悪の状態ですが、この子供達の笑顔が光となるように
頑張らねばなりません。
川原尚行