日本2012.04.08
花見
昨年は、被災地での花見を決行いたしました。
震災後に、きれいな桜が日本のあちらこちらで咲いていましたが、自粛でお花見はなされていませんでした。
そこで、被災された方々と一緒に、逆に日本に元気を送り届けよう!とお花見を行いました。
私も、率先して(お酒に関して)花見に参加いたしました。
本当に楽しい、そしてみんなで一体となった花見が出来ました。
そして、今年。
東北での桜は、まだ蕾が付いたような段階ですが、都内では、きれいな桜が咲いております。
私は、今年はゆっくりと花見をすることはできないのですが、講演先に取っていただいた都内のホテルの部屋の窓からきれいな桜を見ることが出来ます。
ただし、気が付いたことが一つあります。
花見をする人たちが使う、ブルーシートが目につくのです。
桜のほんのりとした色を、人工的な青色で汚しているように思えます。
桜が植わっている土も呼吸困難に陥っていると思います。
人間だって、サランラップでぐるぐる巻きにされると、苦しいように、土はブルーシートをきらっているのではないでしょうか?
むしろ、というのがありますが、あのようなものが、花見には一番だと思いますが、現代社会にはなかなか手に入らない状態なのでしょう。
簡単なことに、目を向けていく。
むしろを敷かなくても、そのまま土の上に座ってもよいと思いますし、
自然と共生するということを簡単なところで実践できれば、と思います。
忙しい合間の、ホテルの一室から見た桜をみて、思ったことでした。
川原尚行