スーダン2012.03.05
スーダンでの学校牛乳
昨日、フランスから栄養士の専門家が来られました。
ロシナンテスの看護師の成田の東チモールのときの知り合いだそうで、
今は、東京の大学に籍を置いて、フランスで勉強されている方です。
スーダンのハサバッラ村で我々が展開している母子保健の栄養プログラムに関して、いろいろとアドバイスを頂こうと思っております。
さて、同時期に日本から酪農の専門家もいらしています。
スーダンの牛のことをいろいろと伺いました。
スーダンの牛は、だいたいが、この過酷な気候の中、やせ細っており、日本の霜降り肉とは程遠い肉と
思っていました。
それが、肉のことはさておき、ミルクに関して、相当量のミルクを出すようです。
なぜかは、エサにあるようです。
スーダングラスという、スーダンの牧草がありますが、これの質が相当に良いようです。
そして、農薬散布をしないために、それをエサとしているスーダンの牛の牛乳が良いようです。
スーダンは南スーダンが分裂したとはいえ、大変大きな国です。
そこに多くの家畜がいます。牛は何千万頭といっていました。
この牛が生産する牛乳をまずは、スーダンの子供たちの栄養状態改善のために学校での牛乳配布をしては、との話をしました。
しかし、これには流通、品質管理、いろいろな問題があります。
これを日本の持つ技術で何とかならないのか、
これを何とかしたら、他の国から食糧を持ち込むのではなく、自国で生産できますから、それが一番だと思います。
食糧というのは、本当に大切です。
我が国、日本にも当てはまることです。
休日の金曜日にスーダンでの酪農フェスティバルがあります。
ちょっと、のぞいてみようと思います。
川原尚行