特別なレストラン
現在スーダンに来ている佐藤陽太君、
弘前大学医学部のラグビー部に所属しています。
弘前大学医学部ラグビーは大変強く、私もそれとはなしに知っています。
私は、ちょっとしたことで自治医大のラグビー部の練習にも参加したこともあり、部員とともに
お風呂にも入ったことがあります。なかなか、素敵なラグビー部員でした。
その自治医大と弘前大学は、ライバル関係にあるようで、陽太くんからその辺の事情を聞きました。
何の世界でもライバルが存在するのはよいことです。
お互いに切磋琢磨しますものね。
その陽太君と病院に出かける前に、家の近くの木陰がレストランと化していました。
ちょっと面白いと思い、寄ってみることに。
様子をうかがっていると、私が全く知らないシステムになっています。
お客さんが自分で調理をしているのです。
洗面器みたいな器を持ち、まず野菜を買い、その野菜を包丁で切っていきます。
こちらの人は、まな板を使わずに手で器用に切ります。
包丁もそんなに切れ味の用意ものではありませんので、手を切ることはありません。
そして、豆の煮たやつを買い、洗面器の中に入れ、コーラの空き瓶で豆をすり潰していきます。
この近くの、ドッカーン(ちょっとしたお店、なんでも屋さん)で塩とごま油、そしてトッピングとして
卵やチーズ、まめでできたコロッケのターミヤが売っています。
それをお好みで購入して、最後にパンを買って、それを引きちぎって、ぐちゃぐちゃに混ぜ合わせます(ファッタ)。
そして、ジュースの空き箱を椅子にして、それぞれが団体となって、食べています。
我々は何も持っていなかったので、野菜売りのお兄さんにお願いすると
彼は自分の商売をそっちのけで、我々の食事を作ってくれました。
野菜を買いに来た人、ごめんなさいね。
すっかり待たせてしまいました。
そして、出来上がった野菜とチーズと卵とコロッケの混ぜ合わさったものを頂きました。
これの、なんと美味しいこと!
これは、ぜひともお勧めです。
スーダンにいらっしゃる日本人の方々、新しいロシナンテス事務所の下の路上の木陰にあるレストラン
一度お試しください。
そして、大満足で病院へと向かいました。
病院での仕事は、大変でしたよ。
写真をお見せしたいのですが、陽太君が持っています。
彼に、写真をもらって、後程掲載しますね。
参考までに、私はカメラを持ち合わせていません。
ずぼらな性格と、常にだれから持っているや、って思っているからです。
川原尚行