新幹線にて
朝、神戸で講演、新幹線で移動して滋賀県の米原で講演、そして東京に新幹線で移動しました。
神戸では、薬関係の方々に呼ばれての講演会でした。
素敵なホテルに、素敵なお部屋を用意していただきました。
ありがとうございます。
しかし、到着したのが深夜で、特別な朝食が用意されていたにもかからわず、眠りこけてしまい、
朝起きてから、朝食を食べることなく、ばたばたと仕事となりました。
もう少し時間があれば、ホテルを満喫することが出来ました。
米原では、1500人の方々が集まってくださり、目を輝かせて聞いてくださいました。
また、講演後の募金では、本当に多くの方々からお気持ちを頂きました。
スーダンの方々から、震災にあたっての募金を頂いた時から特にですが、
額面に全く関係なく、「気持ちをいただいている」という感じになりました。
一円からでも、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
滋賀県は、素晴らしいところでした。
もっと、ゆっくりとしたかったです。
さて、米原から東京へ新幹線で移動中、私はコーヒーを飲みながら
講演の時にいらしてくださった京都の方からのお菓子をいただきます。
お茶の風味のとっても美味しいお菓子でした。
最近、酒を止めからか、甘いものが好きになり、喫茶店でケーキセットやらを注文したりします。
新幹線の私の隣に、休日なのに仕事をしてきたようなスーツ姿の方が座っています。
そして、コップ酒を飲み始めます。
うまそうに、うまそうに飲まれます。
しかし、隣に座っている私には、強烈な酒の匂いがしてきます。
酒を飲んでいた時には、自分がこうであったのかな、そして迷惑をかけていたのかな、と考えます。
しかし、私自身、隣の方を迷惑とは思っていません。
私は、酒飲みが大好きです。
顔を赤らめ、美味しそうに飲まれる姿は、見ていて微笑ましくなります。
それにしても強烈な匂いは事実であります。
甲類焼酎の匂いです。
将来、酒を飲む限定された車両が出てくる可能性もあります。
以前は、たばこはどの車両でも吸ってよかった時代がありました。
その当時は、全く気にならず、それが当然だと思っていましたが、
今は、喫煙車両に入ると、それは強烈なタバコ臭で、よくこんな車両に乗っていられるな、と思うこともあります。
もちろん、私自身もときたま座ったりもしますが。
時代は、そういったものに対して、厳しくなってきていますが、
私は寛容であり続けたいと思っています。
多少のにおいがしようとも、赤ら顔の奥にある笑みを見る限り、私もほんのちょっとだけ
その幸せな気分をおすそ分けされた気がします。
人間、酒をの人もいれば、たばこを吸う人もいます、
でも、どこかで許しあう気持ちを持てば、と思います。
そんな思いを抱きながら、東京で息子と息子の友人に会います。
息子がその友人に言うには
「親父が酒を飲んだら最悪だった。
大声を張り上げ、家のものが壊されるし、家全体が酒浸りになるようだった」
その通りでございます。
私が寛容でありたいと思うのは、自分自身を赦してください、という気持ちから来ているのでしょう。
その息子のラグビーに関する今後の姿勢に、私は息子の成長を感じました。
苦労は多いでしょうが、自分からそう願って行うことができれば、本物です。
川原尚行