特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

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スーダン2011.11.29

両親のスーダン滞在、最終日

昨日、診療所のあるガダーレフ州から首都ハルツームに帰ってきました。
片道500キロ、往復1000キロ、所要時間は往復で15時間くらいだったでしょうか。
父親82歳、母親76歳
でも、元気にしております。
道中、父親が、アフリカ・スーダンの雄大な風景を見て
「まるで宇宙に来たようだ」
母親は
「そんな表現はないんじゃない」
とは、言いながら、
私は、「82歳にもなって、そのようなことを感動して表現できることは素晴らしいんじゃない」
と思います。
ハサバッラ村のハサンにも、大変お世話になりました。
また、ロシナンテススタッフの働きも、見てもらいました。
両親とも、非常に感心しておりました。
今回は、多くのスーダンの方々から招待を受けました。
ハルツーム大学の前学長
フィデール病院の院長
イブン・シーナ病院の医師
オムドルマン・イスラミック大学の先生
ガダーレフ保健省の医師
ジェジーラ大学の先生
そして、ハサバッラ村でのハサン
皆様方に本当に感謝しております。
東北の亘理町で知り合った高校生からメールが来ました。
「今どこにいる?」
「スーダン」
「何してるの?」
「外交」
「外交って何?」
「このまえ、おじいちゃんのところに行ったでしょ、あれも外交」
「そうか、人の家を訪問することが外交なんだ!」
こんなメールのやり取りをしました。
外交って、実はこんなことかもしれません。
人の家に上がります。そして食事を一緒にします。
そこには、近況を知らせる話から、日本の津波の被害の状況、南北スーダンの様子、今後のスーダン状況、
さらに仕事の話もします。
また、その家の中の様子、そして家族の方からの話もとても参考になります。
外交の基本って、そんなものなのかな、と思います。
日本では、客人を家に招くことは、以前と比べてあまり行われなくなった感じがします。
外で、食事をする、というのが、面倒くさくなくって、好まれるからでしょうか。
日本の外交力のなさが、こんなことにつながっていることと考えると、ほんの小さなことでも
日本の外交を立て直す機会が、転がっている感じがします。
大げさに言うと、日本の外交を行ってもらった我が両親をあとは、無事に日本に連れ帰ることのみです。
しかし、大きな問題が起こってきました。
私自身に関することです。
スーダンの手続き上のことですが、いやはやどうなることやら、
川原尚行