その他2011.10.19
腕時計
まだ見ぬ誕生日プレゼントの腕時計を手にしました。
実物を初めてみるのですが、私の好きな色合いで、とても気に入っています。
時計屋さんによると、1966年3月製造とのことで、ほぼ私と同じ年代の時計です。
セイコーマチック。
自動巻きの腕時計です。
現代の方々は、わからないかもしれませんが、日々の活動で腕を動かしていると
自動にねじまきがされ、時計が動くのです。
2日も腕時計をしなければ、動かなくなります。
全くもって面倒くさいと考える向きもあれば、こちらが愛情を注いであげないといけないと考えると
腕時計ひとつとってもかわいいものです。
昨今は、いかに手間を省くかで機械化(コンピュータ化)されてきていますが、ひと手間かけることって
それなりの意味があるように思えます。
もちろん、その人の考えようですが、私は最近そのように思えることがしばしばあります。
宮城県の閖上に桜の木を植えました。
今までで、これほど気になる植物もはじめてです。
葉っぱが落ち、また新芽が出てを2回繰り返しています。
桜守りで、手間も随分と掛かりますが、それだけ愛情もかけ、気になります。
「桜は管理するものでなく、お守りをするものである。」
京都の佐野藤右衛門さんの言葉です。
私の心に響き渡ります。
腕時計と桜と随分と違うように思えるでしょうが、あらゆるものに愛情を注ぎ
大切にしていきたいと考えている次第です。
川原尚行