スーダン2007.07.26
すごい、じいさん
事情は詳しくはかけませんが、困った状況になり、その相談にハサバラ村のハサン酋長に紹介され、ある老人をたずねました。
私が訪問したとき、老人は、家の前で椅子に、ただぼんやりと座っていました。
ハサンとともに、あいさつをすると、「まあ朝飯でも食え」と若い者に食事の支度をさせます。
そして、「何用か?」と聞いてきます。
事情を説明すると、
今まで温厚だった表情が一変し、
「そりゃいかん、わしが対処する」
と食事もそこそこに奥に引き上げていきました。
今までは、寝巻き姿でしたが、ビシッと正式なジャラビア姿に着替え、
「さあ州知事のところに行くぞ」
と言います。
家族のものは、「心臓が弱くガダーレフまでの道のりはつらいから辞めてください」そして私に向かって「ドクターからも行かないようにいってください、電話で済ませられるものなら」
と言っていますが、本人は
「電話なんかじゃ詰まらん!」
と、杖で車をたたき、
「ヤッラ!」
と車を出すように言います。
そして、老人、ハサン、私そして私のアシスタントのモハメドが州知事の公舎へと向かいました。
続きは、明日