中古救急車贈呈式
一昨日、私の地元の北九州で救急車の贈呈式がありました。
これは、昨年9月に北九州青年会議所に私が講師として呼ばれ、講演し青年会議所の方
々と何かできないかとお互いに知恵を絞りました。そして北九州市が七年毎に新車に変え
る救急車を2台、青年会議所が引き取り、それをロシナンテスに寄贈し、ロシナンテスが
スーダンの病院へと配置するようになりました。
昨日、2台の救急車を北九州の小学校に持っていきました。
その小学校は、とても熱心な先生がいらっしゃって、年間を通じて、ロシナンテスの活動
を授業の題材にしていたそうです。先月は、岩木がゲスト講師として授業してきていま
す。
卒業式を翌々日に控え、私は昨日来日したスーダン人医師二名をお連れして、子供たちに
挨拶に行きました。
子供たちから、大きなバケツ一杯のプルトップを集めたお金の1700円を寄付としても
らいました。
金額はどうでもよく、子供たちの気持ちをいただいたようで、胸が熱くなりました。この
お金で救急車の日本からスーダンまでの輸送費にしたいと思います。
その他、祇園太鼓に披露や、学習発表会の成果なども子供たちからありました。皆よく勉
強しており、日本の子供たちの学力低下が言われている中、日本の将来も捨てたものでな
いと感じ入りました。
最後に救急車に子供たちに好き放題に絵やメッセージを描きいれてもらいました。
これで世界にただ一つの救急車が出来上がりました。
私は、今までに3台の救急車をスーダンに持って行っています。2台は、大使館時代に行
ったことで、この救急車はイブンシーナ病院に配置してあります。そして1台は、我がロ
シナンテス診療所に配備しています。
これらは、草の根リサイクル無償資金という外務省の援助スキームを利用してのもので
す。
今回は、日本の皆様に資金協力をお願いしようと考えております。
みなさま、よろしくお願いいたします。
国に頼らずとも、自分たちの力で国際協力を行っていけることを示したいと思います。
私は、これらの救急車をスーダンの病院に引き渡す仕事(結構大変です)を一生懸命に行
います。子供たちの夢を乗せていますから、大事に行います。
彼らが、成長して、まだスーダンの街を走っているように、整備も行えるように努力しま
す。
子供たちと一つの約束をしました。
みんなが成長して、成人式を迎えたとき、再会しましょう!と約束をしました。
8年後です。5年生もいましたので、9年後の約束も行いました。
川原尚行