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スーダン2011.01.29

チュニジア、エジプトそしてスーダン?

チュニジアで民衆の放棄により大統領が追放されました。
これは、路上で野菜売りをしていた若者が警察から排除され、「生活が苦しいから、こうやって生きていくしかない」
それなのに、警察はそれをも排除するのか!と抗議の自殺を図ったことに端を発するものです。
そして、日ごろから現政権に不満を募らせる人々が、携帯やインターネットを駆使してのデモ、抗議活動を行い
あっという間に、現政権を追放してしまいました。
 
実は、この報道があった際に、スーダンの医師たちと話題に上りまして、
一番安定していると思われたチュニジア政府が転覆したとなるとスーダンを含む他の国への影響は計り知れないと
話をしていました。
 
それが、エジプトに飛び火しました。
ムバラク大統領というエジプトの全権を掌握した大統領が、君臨していますが、今後どのようになるのか予測は尽きません。
 
実は、私自身スーダンに携帯電話を使ったインターネット網を構築すると、民意が汲み上げられるのではと思っており、
日本にいるスーダンの方と、いろいろとやり取りをした経緯もありますが、当局にとっては大変危険なものとなるでしょう。
インターネットの規制があるスーダンでは、日本のように簡単には普及しないでしょう。
 
最近、スーダンのあるインターネット回線の状態が急に悪くなりました。
これは、スーダン政府よりもエジプトの影響のようです。エジプトの回線を利用しているためだそうです。
明日は、スーダンの首都のハルツームでデモがあるようです。
スーダンでは、すべてのものが50%くらいの値上げがなされ、スーダン国民が悲鳴を上げていますので
このデモが、どのように発展するのかはわかりません。
 
事態を見守ってまいります。
川原尚行