スーダン2011.01.21
旧友との再会
昨夜、ハサバッラ村に宿泊しました。
ハサンは留守(なぜ留守なのかは、別のブログで書きますね、相当に面白い理由です)。
そのかわりに、ヌールが出稼ぎ先のサウジアラビアから帰ってきていました。
ロシナンテスが、ハサバッラ村に入り始めた際には、ハサンとヌールに本当にお世話になりました。
そのヌールが出稼ぎにサウジに行ってしまったのことで、随分と寂しい思いをしましたが、
2年の月日を経て、帰ってきました。
ハサバッラ村に、給水施設が新たになったことや、女の子の小学校が立派に出来上がっていることに、驚いたようです。
そして、小学校にスーダンと日本の旗をかかげ、
小学校に通じる水道の埋設にも資金を投与したようです。
「今まで、ロシナンテスが頑張ってくれたのだから、俺たちもやらなければね」
とても頼もしい発言です。
2か月くらい、スーダンに滞在して、またサウジアラビアに行くようです。
今度は半年の予定のようで、この間隔でスーダン・サウジを行き来するようにしたいようです。
ヌールは、私を自宅に招き入れると、すぐにお茶の用意をするように、三人の夫人たちに命令し
そして、小ヤギを屠りました。
「ドクターカワハラとの友情の証だよ」
小ヤギの味は格別おいしいものでした。
どんな形であれ、村の人たちが自分たちの村のためにと考え行動してくれるように
徐々になってきています。
いつの日か、ロシナンテスはそれを暖かく見守る
という立場になっていければと、満月を見ながら思ったのでした。
そして、ヌールがちょっと出かけたあとに、私と三人の夫人たちの間で
ここでは、書けないような爆笑話を繰り返しました。
厳格なイスラムのイメージがあるのですが、こうやって内に入ると
面白いものです。
宗教は違えども、お互いに生の人間なのですから。
川原尚行