特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

ロシナンテスからの活動情報をご案内します。

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スーダン2010.12.29

今年もありがとうございました

今年もあとわずかとなりました。
ロシナンテスを応援してくれてくださっている方々、本当にありがとうございました。
 
診療所の運営から、この4月より母子保健事業に着手。
日本から専門家の辰野にロシナンテスメンバーに加わってもらっています。
ロシナンテスの診療所での出産が、徐々に増えていっていますし、
訪問看護は、日本人専門家とスーダン人専門家とで協力して行っています。
また、母親学級も同様に双方で力を合わせて、先日は百人を超える聴衆を集めました。
今月には、ガダーレフ保健省、ガダーレフ大学医学部と合同で母子保健に関するワークショップを開催できました。
 
水事業は、ハサバッラ村の給水所は順調に進み、斎藤が隣村の新たな水事業に着手しています。
来年早々の完成を目指しています。
 
また、女子小学校も順調なようです。リーダーのハサンが、彼のポケットマネーから
給水所から小学校までの水パイプを敷設しました。
 
首都ハルツームで行っているサッカー事業では、西條が頑張って少年チームが80名近く活動しています。
南部の中心都市のジュバで、12月に予定していた南北スーダン親善少年サッカー大会は残念ながら
延期となってしまいましたが、子供たちとの約束を果たすべく、来年の一月の住民投票後に必ずや実現させて見せます。
西條、岩木とともに頑張ります。
また、今月には女子チームの国内大会が開催されました。
我らが女子チームは、段違いの強さを見せつけ、優勝となりました。
今度は、国際試合ができるように努力していきます。
でも、最後の決勝戦は、男子禁制の試合で、コーチの西條までが退場になってしまったのには、笑ってしまいました。
スーダンの国情は、こんなものです。
 
そして人の交流では、多くの方が日本からスーダンに、そしてスーダンから日本へと行き交いました。
今後は、もっとこの交流を活発にしていこうと思います。
 
日本では、多くの講演会を行いました。
印象に残っているのは、小学校、中学校、高校そして大学とそれぞれの場で
児童、生徒そして学生さんが一生懸命な目を見ることができたことです。
日本の将来も捨てたものではありません!
 
スーダンは来月早々に南部の独立を問う住民投票があります。
政治的に不安定になることも予想されますが、情報収集を徹底し、危険を回避して
活動を継続させてまいります。
どうぞ、変わらぬご支援を賜りたく存じます。
 
皆様方にとって、来年も素晴らしい年になるように願っております。
 
川原尚行