特定非営利活動法人ロシナンテス

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ザンビア2025.04.06

駐在員の佐藤の働きっぷりを見学。結核事業のあれこれ

支援者リレーションズチームのザンビア渡航記③

こんにちは、支援者リレーションズチームです。私たちは今、ロシナンテスの事業地ザンビアへ出張に来ています。

今回は結核事業を担当する佐藤とともに、リテタ郡病院を訪問してきました。

結核事業の詳細はこちらの紹介記事をお読みいただければと思いますが、リテタ郡病院はポータブルX線装置の導入を進めている4つの施設のうちのひとつです。

診療所の壁には、ロシナンテスが作成した啓発用のポスターが貼ってあります。

結核診療の流れ

結核診療は、主に3つのエリアに分かれています。まず最初に訪れるのは、こちらの待合エリア。

ここで患者さんの症状を聞いて、どういった検査が必要そうかを判断し大まかに振り分けます。結核の疑いがあるとなった場合、痰(たん)を取って行う喀痰(かくたん)検査を行います。

その後、少し離れたエリアにあるX線室で肺の撮影を行います。このお部屋にはもともとX線装置があったのですが、壊れて長いこと使われていなかったそうです。そのため通常は三脚や手持ちで使用するポータブルX線装置を、既存の機材に固定して使用しています。なんだか涙ぐましい図ですが……

ちょうど直前に撮影していた画像を見せてもらうことができました。こちらは骨折の疑いで訪れた患者さんの撮影画像です。

この付近では結核患者も多いですが、幹線道路沿いということもあり、ポータブルX線装置は怪我の確認でも大活躍しているそうです。

内科、産科、眼科、オペ室なども

結核診療所のほかにも、内科、産科、眼科、オペ室など一通りの困りごとを解決してくれる病院です。この日は産前健診の日だったようで、妊婦さんたちもたくさん集まっていました。

面白いなと思ったのが、眼科の視力検査!日本でもなじみのある「”E”の文字の開いている方向を答える」ものに加え、「アルファベットを答える」もの、子ども用には「絵柄を答える」ものも貼られていました。

私たちがあちこち見学している間、佐藤は案内の合間に医療従事者と打ち合わせをし、誰かに呼ばれていなくなり、来週のプレゼン資料の確認をしに行き……と大変忙しく働いていました。普段オンラインでしか顔を合わせない駐在員の奮闘を直接見ることができて、新鮮な気持ちになりました。

最後に、結核ボランティアとして活躍するシンディさんが作ったサモサの写真を載せておきます。

サモサは人によって味が違うのですが、シンディさんのサモサは佐藤の一番のお気に入りだそうです。行くたびに「僕の分をとっておいて!」とお願いしているのだとか。たしかに、優しい味で大変おいしかったです!