特定非営利活動法人ロシナンテス

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ザンビア2025.04.07

マザーシェルターに宿泊してみた。ムワプラ村の夜を体験

支援者リレーションズチームのザンビア渡航記④

こんにちは、支援者リレーションズチームです。私たちは今、ロシナンテスの事業地ザンビアへ出張に来ています。

診療所スタッフの皆さんのご厚意で、マザーシェルターに宿泊させてもらいました!たまたま宿泊している妊婦さんの人数が少ない日だったこともあり、メインのベッドルームで一緒に過ごさせてもらうことになりました。

マザーシェルターの中はこんな感じ

マザーシェルターの様子は完成報告の記事にも記載しましたが、改めて簡単に今の診療所内の様子をご紹介します。

出産を控えた妊婦さんが寝泊まりする部屋は以前と変わっていませんが、蚊帳が付けられています。見慣れないので不思議な景観です……

分娩室も整理整頓され清潔に保たれていました。

壁には注意書きやチェックリストも貼られています。

マザーシェルターの周辺をお散歩

マザーシェルターから歩いて5分もかからない場所に食料品や日用品を販売している商店のようなものがあります。周辺を歩いてみましたが、歩いていける範囲にあるお店はここだけ。貴重なお店です。

それから更に5分ほど歩いていくと学校があり、ちょうど授業が行われていて、元気な子供たちの声が聞こえ懐かしい気持ちになりました。学校の敷地内に大きな木があり、その周辺に子供30人くらいが座れる椅子(というか丸太)があり、気候の良い時には気持ちのよい風を受けながらそこで宿題をしているのかなと想像すると穏やかな喜びを感じました。

学校の周辺には民家があり、畑を耕すお父さん、洗濯しているお母さん、兄弟の面倒をみるお兄ちゃんがいました。みんなニコニコ笑顔で色々と教えてくれます。(畑の耕し方も教えてもらいました笑)

周辺をお散歩してマザーシェルターに戻るころには美しい夕日をみることができました。

診療所で働いている看護師さんのお家で夕食&ダンス

夜になると、看護師のグエンさんとパトリシアさんが夕食に招いてくれました。
「シマが食べたい!料理するところを見たい!」とお願いしていたので、シマの作り方を丁寧に教えてくれました。私たちもお手伝いさせてもらいましたが…シマを作るのは本当に重労働!

少し大きな杓文字で混ぜるのですが、どんどんシマの粘度があがり重くなってきます。2分ももたずギブアップする私たち…彼女たちをはじめ、村の女性は毎昼晩作っているとのこと。本当に大変…

調理は家の外でしますが、野菜を切るのもまな板など使わず手の上で上手にみじん切りにします。彼女曰く「とても簡単」なのだそうです。

お家の中で出来上がった料理を堪能した後はお土産のお菓子を囲んでガールズトークで盛り上がり、それから更に高ぶった気持ちを発散するかのように歌を歌い、ダンスを踊り、楽しい夜を過ごしました。

美しい星空に感動

村には明かりなどほとんどなく真っ暗。暗闇を怖いと思いつつも空を見上げれば満天の星空が広がっていました。これほどの星空は日本で見るのは難しいだろうな…と思うくらい美しかったです。(星空を写真に写すことができずお見せできないのが残念です。)

マザーシェルターに宿泊

当日は妊婦さんが1人も居なかったので妊婦さんが寝泊まりする部屋を借りて就寝。
いつでも妊婦さんが来られるように鍵が閉まっていないこと、加えてあまりの静かだったこともあり「怖くて眠れないかも」と言っていましたが、歌い踊り疲れていたのか全員朝までちゃんと熟睡。笑
妊婦さんには是非お会いしたかったのですが、この日は誰も来ませんでした。残念…

マザーシェルターからの朝日


たった1泊の短い時間でしたが、村の人と一緒に過ごす時間がとても楽しくお別れの朝は辛かったです。自分の年齢を考えた時にもう二度と会えないかもしれない……と思うとこの出会いに感謝しつつもお別れの時は涙が止りませんでした。

この機会を作ってもらえたこと、あたたかく迎えてくれた村の皆さんに心から感謝いたします。
ありがとうございました!