その他2010.07.31
知覧
昨日、日本からスーダンに戻ってきました。
ほんのわずかの日本滞在でしたが、東京と鹿児島そして地元で講演をこなしてきました。
鹿児島での講演には、夏休みとなって時間の取れる家内(北九州市の小学校の講師をしています)を
連れていくことが出来ました。
本当に久しぶりの二人だけの旅でした。
この企画をしてくださった、鹿児島青年会議所のみなさま、ありがとうございました。
鹿児島人気質(薩摩隼人)というのは、今でも残っているように思えます。
元気のない日本を蘇らせるのに、どうしたらよいのかを真剣に考えている鹿児島の青年会議所の方々でした。
講演会には、800名を超える聴衆が来てくださり、これも会を企画運営した方々の魂の賜物だと思います。
講演会の翌日、ゆっくりとして北九州に戻ろうとしていますと、青年会議所の方が来られ
鹿児島を案内します、と言ってくださります。
市内観光、指宿、知覧、どこにしますか?
と問われ、迷わず知覧と答えました。
言わずと知れた特攻隊の基地があった場所です。
そこにある記念館に足を運び、我が祖国のために、若い命を捨てていった方々の最後の言葉に触れました。
なかには、私の長男と同じような10代の青年もいました。
ご両親に、今まで育ててくれたお礼の手紙をしたため、そして特攻機に身を沈めたのです。
その場その場の事情があり、このような不幸なことがあったのです。
彼らの犠牲により、現在の我が国があることを思えば、アフリカに身を置くことくらい
苦でも何でもありません。
知覧を訪れたその翌日に日本を離れスーダンに来ました。
また、頑張ろうとの新たな決意に至りました。
川原尚行