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ザンビア2025.04.02

短時間の滞在でも結核の患者さんに遭遇。ポータブルX線の活用現場を訪問

支援者リレーションズチームのザンビア渡航記②

こんにちは、支援者リレーションズチームの切通・弓場です。私たちは今、ロシナンテスの事業地ザンビアへ出張に来ています。

今回は、結核事業を行うムワンジュニ診療所でのポータブルX線活用の様子をお伝えします(渡航記①はこちら)。

20,000人をカバーする診療所でポータブルX線の巡回診療

結核事業では、中央州チサンバ郡のリテタ郡病院と傘下医療施設であるチサンバ診療所、そして同州チボンボ郡のムワチソポラ総合病院と傘下医療施設であるムワンジュニ診療所の4施設でポータブルX線を共有することで、より広い範囲の住民がX線検査を受けられる体制づくりをしています。

今回訪れたムワンジュニ診療所は、首都ルサカの中心地から車で3-40分程度の郊外にあります。

待合室として活用しているテントでは、X線検査を待つ人たちが歓談していました。ムワンジュニ診療所では、週に1回検査日を設けていますが、患者さんが多いのでもっと日を増やしてほしいとの要望を受けているようです。

待合テントでおしゃべりする皆さん

こちらは、結核ボランティアのムファさん。ザンビアでは、地域のために無償で働くボランティアさんたちのおかげで診療所の運営が円滑に回っています。患者さんに薬を渡したり、次回の来訪日を調整したりする役割を担っており、とっても忙しそう……。

ボランティアのムファさんと駐在員の佐藤

検査室の様子を視察

こちらが検査室です。コレラの流行時期に隔離棟として使用されている建物ですが、それ以外の時期には空いているということで、検査室として利用することになりました。

右側のレンガの建物の中で診療しています

中に入ってみると……

ちょうど1人の検査が始まるタイミングで、患者さんに許可を取って撮影させていただきました。撮影するとすぐにパソコン側にデータが送られ、AIでの診断が始まります。

撮影画像、AIの診断結果の両方をWhatsAppというアプリ(日本で言うLINEのようなもの)で関係者のグループに送信し、判断を仰ぎます。

このポータブルX線には、そのまま画像を共有する機能などもあるのですが、ザンビアの現在の法律上その機能を活用することが難しく、代替手段としてこうしたやり方を取っているそうです。

この後すぐに、この患者さんは結核と診断されました。苦しそうに咳をする彼が早く良くなることを祈ります。

ザンビアの人たちは写真が大好き

最後に診療所スタッフの皆さんから記念撮影を求められ、たくさん写真を撮りました!笑

少ない人数で回す診療所は本当に忙しいのですが、皆さん朗らかで明るいことに驚きます。私たちも元気に楽しく仕事をしたいな、と改めて感じました。