特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

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スーダン2010.07.06

通貨レート

私が初めてスーダンに来た時のドル・スーダンポンド・レートは1ドル=2.5ポンドでした。
(通貨自体がディナールからポンドに変わったので、現在の通貨であるポンドになおしています)
 
それが、徐々にスーダンポンドが強くなり、1ドル=2くらいになりました。
日本大使館で勤務していたスーダンのローカルスタッフは、ドルでもらっても
ドルが弱くなっていくのですから、スーダンポンドで支給してくれと、言っていた時期もあります。
 
それが、2年くらい前からスーダンポンドが急激に弱くなってきています。
つい2か月前は1ドル=2.6ポンドだったのが、今は2.8です。
 
そして、正規のディーラーのみでなく、闇両替がはびこってきました。
 
そして、100ドル紙幣とそれ以下の紙幣のレートが違ってきています。
これは、いざという時に、スーダンを逃げ出そうと考えているスーダン人が多数いると考えられます。
一万ドル国外に持ち出そうとすると、100ドル札は100枚ですみますが、1ドル札だと一万枚必要となります。
こんな単純な原理で、高額紙幣のレートがよいのだと思います。
違っていたら、ごめんなさい。
 
2011年1月7日に南部スーダンの独立を問う住民投票があります。
それに向けて、いっそうとスーダンが不安定な状況であることも経済的に示されていると思います。
 
日本の円は、ドルに対しても強くなっていますので、相乗的にスーダンポンドに対しても、一層強くなっています。
ロシナンテスとしては、皆様方からのお気持ちを「円」という形でいただいておりますので、
スーダンで良い有効に使うことが出来ると思います。
 
ただし、スーダンへの輸入品に対しては、値上げが予想されます。
 
異国にいますと、通貨レートは、いつも気にかかるところです。
 
川原尚行