その他2024.12.25
内戦が長引くスーダンにソーラーランタンを寄贈
パナソニックホールディングス株式会社様よりご寄贈いただいたソーラーランタンを、スーダン村落部の住民の皆さんに届けることができました。配布の様子を簡単にご報告したいと思います。
スーダンの無電化地域にあかりを
パナソニックホールディングス株式会社さまは、無電化地域にあかりを届けることで教育、医療、経済、安全などの課題の解決に貢献することを目指し、ソーラーランタンの寄贈プロジェクトを長年実施しています。
2022年~2023年にかけて、ロシナンテスの事業地であるスーダン共和国北コルドファン州の4つの村での配布を目指し調整を進めていました。しかしソーラーランタンが無事北コルドファン州の州都オベイドに到着し、まもなく配布開始、というタイミングで内戦が勃発。現地パートナー団体の倉庫から動かすことが難しくなってしまいました。
首都ハルツームほどではないものの、オベイドでも度々戦闘が起こっています。民兵による略奪も発生しており心配していましたが、倉庫で無事に1年半を乗り切ることができました。状況が落ち着いたタイミングを見計らい、この度州都の倉庫から車で2時間ほどの事業地に届けることができました。
診療所や夜間学校で活用予定
ソーラーランタンは、教育、健康、収入向上の機会の支援につながるよう、7つの小中学校の夜間教室、3つの診療所、父子家庭や母子家庭など困難を抱える家庭に配布されました。長引く内戦は、物流の滞りや物価高騰、難民の流入といった形でこうした村落部にも影を落としています。このタイミングで届けられたことをうれしく思います。
- 寄贈内容:ソーラーランタン 504 台
- 場所:北コルドファン州オンムダム・ハージ・アハメド地域オンムサマーマ区オンムサマーマ村、ロカップ村、アブーアライシ村、オンムカジェック村
- 事業内容:パナソニックホールディングス株式会社寄贈のソーラーランタンを電気のない診療所、夜間学校、世帯に配布
今後ソーラーランタンによって地域にどのような変化が生まれたか、また皆さまにもご報告できればと思います。