授業参観
日本で忙しくして、家にも帰られない日々が続いていますが、
昨日は、末娘の授業参観に参加してきました。
14時10分から授業開始だったのですが、
30分も前でした。
自分の小学生時代には、遅刻の常習犯であり、
さて、
ちょうど、昼休みの最中であったので、
私の身体がジャングルジムと化して、
私も童心に帰り、子供たちと一緒に懸命に遊び、
そして、授業の開始です。
国語でした。
先生が教材を広げます。
すると、金子みすずの詩ではないですか!
私自身も授業の中に引き込まれていきます。
子供たちに詩の意味を理解させ、そして朗読させます。
小鳥とすずと自分とを比べて、
「みんな違って、みんないい」
と結ばれます。
授業では、自分と他の物を比べてください!と聞かれます。
そこで、でたものは、
カメ、長生きするから
イルカ、水の中で生きていけるから
ドラミちゃん、どこでも行けるから
というものでした。
私自身も一生懸命に考え、もちろん手は挙げませんでしたが、
私は、大木と比べることを思い浮かべました。
「あの大木は、私のように動いたり、
どんなに強い雨や風が吹いても、変わらずに、
私はいつもそこに立っていることはできないけれど、
私と大木、それぞれ違って、それぞれ良いね」
そんな詩を授業参観で思い浮かべました。
私自身が学校という神聖な場に入ると、本当に心が清くなります。
いつまでも変わらない授業風景であってほしいものです。
川原尚行