選挙
来月の11日から13日までスーダンで総選挙があります。
大統領選挙から、国民議会、州知事、州議会選挙までです。
日本と同様に比例区と選挙区があるようで、北部では8種類の選挙
南部では12種類の選挙となるようです。
投票用紙には、各候補者の名前と絵が書いてあります。
絵は、各個人とは全く関係なく、木、つえ、テレビ、モバイルなどです。
選挙ポスターにも、立候補者の顔を絵が並んで映し出されています。
字の読めない人への対応のようです。
南部では、85パーセントの方々が字が読めないそうです。
これだけ、何種類もの選挙があれば、私自身でも混乱しそうです。
投票所は、首都のハルツームに1000か所強あり、それぞれに1000人の投票者の受付を予定しているようです。
混乱の要因は列挙すれば、いくらでもあがります。
投票用紙の印刷がまだ間に合ってない。
投票を行う人は、ほとんどが初めてのケースである。
ちなみに24年前に北部で行われた選挙は、野党はボイコットしたため複数政党による選挙は初めてです。
南部はもちろん史上初の選挙です。
心やさしいスーダン人の事、きっと困っている人がいたら手を差し伸べるでしょうが
選挙では、はたから見ると選挙違反(特定の立候補者への強制投票)のようにも見えるでしょう。
そして発表は18日です。
ケニアでは、選挙後に大暴動が発生しました
スーダンで、そのような事態にならないという保証はありません。
しかし、私は穏便のうちに選挙は終了すると見ています。
これから2週間、選挙から目が離せません。
州議会議員への立候補をしているハサンから連日の電話攻勢で選挙応援をしてくれとの依頼です。
少し距離を置く必要があります。
ロシナンテス
川原尚行